ラングドックワインのイメージを塗り替える美味しさ エシュ&バニエ H&B
本日は輸入業者さんが生産者さんを連れていらしてくださいました。
エシュ&バニエという、フランス・ラングドックの新しいワイナリーです。
今日は4種類のラインナップを全て試飲させていただけることに・・・
それがまた、とってもびっくりな美味しさなんです
全体的に4種類に共通して、ラングドックとは思えないほど 「洗練」 されていて 「フレッシュ」 そして 「ベストなバランス」
南仏系品種をあまり得意としない私でも、ほんっと大満足でご機嫌でした

ミネルヴォワ 2004 Minervois
若々しくて、濃く紫がかったクリアな赤色。
プラムやラブベリーのような甘い果実のジャムの香りとホワイトペッパーのスパイス香が心地よい。
口に含んだ印象は、スパイスやアルコールのボリューミーな印象が強く、パワーがある。
ジューシーで凝縮感があり、酸もしっかり。
それでいて甘ったるさ、田舎くささは全くせず、とってもとっても洗練されています。
樽香はほんのりで効きすぎず、シラー独特のスパイスはかなり和らいでいて、
余韻はアルコールの温かみは残るけれど、すっきり切れがあります。
こんなにたっぷりの果実味・アルコール分も、もたつかずに体にすーっと入っていきました![]()
太陽の光をしっかり受けながらも、強めの北風の影響で、強すぎずどこか凛としたクールさを持ち合わせた、地中海のワインのイメージです![]()
コトー・デュ・ラングドック 2003 Coteaux du Languedoc
黒みがかったガーネット色。
ミネルヴォワに比べ、スパイス香が強まり、コーヒーやトリュフの複雑な香りも出てきます。
口に含むと香りほど、果実味もたっぷり充実しているので、スパイスはでしゃばった印象にありません。
アルコール分もたっぷりで、タンニンもしっかり口に広がります。
嬉しいのはこんなにもがっつりインパクトのあるワインなのに、全然荒々しさが無いところです。
シラーの特徴を上手く多品種が支え、ラングドックの良さを見直させてくれます。
ペッパリーなスパイシーソーセージに合わせたいです。
コート・ド・ルーション・ヴィラージュ 2003 Cote du Roussillon Villages
同じく黒みがかったガーネット色。
スパイス香、炒りたてのコーヒーやトリュフの香りに加え、甘いベリージャムや熟した果実の香りが強まった気がします。
口に入った印象も凝縮した果実がたっぷりで、タンニンやアルコール分もしっかり。
多少心地の良い土臭さのようなものも感じられ、奥行きがあります。
また、酸がしっかりしているのでフレッシュ感がでていて切れ味もよく、バランスを整えています。(ここは標高が高いからなのだそう)
樽熟成は24ヶ月で、バリックの樽熟成をあえて短くしているのも、フレッシュさを保ちバランスを崩さない秘訣なのでしょうね。
生産者さんはこのワインに、ガトーショコラが合うのでは?とおっしゃっていました!とっても美味しそう![]()
フォージェール 2003 Faugeres
この生産者のトップキュベ![]()
土の香り、トリュフ香がたっぷりになります。
少々のケモノ香や、熟成香に似た土壌の香り・・・
その香りは口の中にも広がり、まろやかで、しなやかになった、ぎゅっとしまったタンニンを感じさせます。
バランスの良さが際立ちます![]()
高級ワインのお味・・・![]()
生産者さんは、何年も熟成できるワインだ、おっしゃっていました。
バランスの良さとと繊細さをもったしっかりタイプの赤ワインは、様々なメイン料理に合わせやすいと思います。
シチューや煮込みなど、ちょっと柔らかくなったメインのお肉料理に合わせて、しっかりそのワインを楽しみたいものです。
さてさて褒めちぎってしまったところで生産者さんについて・・・
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このワイナリー「H&B」はまだ2000年に設立したばかり。
ディジョンのワイン学校で知り合った、グレゴリー・エシュさんとフランソワ・バニエさんの二人が造ったネゴシアン・エレーヴルです。
初ヴォンテージである2001年からすぐにクラスマンに掲載され、8点を獲得する高評価を得ているそう![]()
ネゴシアンとは、ブルゴーニュでご存知、ネゴシアン(=ブドウもしくはブドウジュースを買って醸造、またはボトルに瓶詰めされたワインを購入し自社ラベルで販売)
エレーブルとは、ネゴシアンとは異なり、醸造段階からワイン造りを行います。
彼らはこのネゴシアン&エレーブルをラングドックの地で初めて立ち上げ、高い評価を得ている生産者です。
2003年はご存知、猛暑だったため、もともと暑い南フランスでは凝縮感がでしゃばりすぎるワインも少なくない中、エレーブルならでは、アッサンブラージュ(色々な畑のブドウ)をすることで調整が可能だったとの話でした![]()
色んな畑の長所だけを貰えるから、毎年安定した質を保てるのですね![]()
南フランスのワインといえば、ムンタダってワインで有名になったドメーヌ・ゴビィのワインなんて、ラインナップの中で10,000円超えるものもあって、しかもすぐ売り切れてしまうような状況だったようですよ![]()
どこの産地も見逃せない高級ワインが隠れて潜んでいる
ってことですね![]()
これからもっともっと新しいシンデレラワインが生まれ、それを見つけることがひとつの楽しみでもあります![]()
ちなみに今日来てくださったフランソワ・バニエさん、実家はボルドーなのだそうです![]()
これからの期待が隠れている南フランスでのあたらなチャレンジを試みているのかもしれません![]()
ワイン情報
ミネルボワ 2004 Minervois
希望小売価格 3,300円 (税込3,465円)
シラー90% グルナッシュ カリニャン
2003 ワイン・スペクテーター90点獲得
コトー・ド・ラングドック 2003 Coteaux du Languedoc
希望小売価格 4,170円 (税込4,380円)
シラー、グルナッシュ、カリニャン、サンソー、ムールヴェードル
ワイン・スペクテーター89点獲得!
コート・ドゥ・ルーション・ヴィラージュ 2003 Cote du Roussillon Villages
希望小売価格 3,670円 (税込3,850円)
グルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル、シラー
ワイン・スペクテーター90点獲得
フォージェール 2003 Faugeres
希望小売価格 4,970円 (税込5,215円)
シラー、ムールヴェードル、グルナッシュ、カリニャン
ワイン・スペクテーター89点獲得!