朝晩冷える今日この頃、我が家の炬燵が早くも猫達の天国と化している。
仔猫の頃から家猫暮らしのこの子達は、いつも穏やかな表情で、安心して猫同士の集団生活と人間との共同生活を満喫している。

先日、職場のスーパーマーケットでこんな事あった。
レジで接客中に、男性のお客様が割込んで来られて、手袋を置いてある場所を教えてほしいと言われた。
たまたま、レジのすぐ前だったのと会計中で動けなかったで、「手袋は後ろにございます。」と手を添えてご案内をした。
しかし、その後手袋を持ってレジに来られたその男性は、その手袋をレジ台に叩きつけて、「あんた!本当に接客態度が悪いな!」と怒鳴り出された。

この男性はほぼ毎日来店される方で、ご病気で脚が不自由で杖を使われている。
それで、毎回お買い物後の配達便を利用されている。
刺青をされているので、若い頃はきっとやんちゃな事をされていたんだろうなっと想像していた。
その名残か、レジでこうして突然キレて怒鳴り出すことが多い。
私はその目に合うのが初めてだったが、「俺が30代の頃やったら、いってもうたるぞ!」と威嚇する姿を見て、野良猫と姿が重なった。
年老いて身体を悪くしても、他人を威嚇して自分はまだ強いと確認したいのか、鬱憤をはらしているのかだろうが。

ものすごく心が尖って、本当は弱く怖がりなくせに威嚇する野良猫。
そんな風に私には見えた。

野良猫には、保護するボランティアさんがいて、その心を開くケアをしてもらえるが、この人には、一生そんな相手は現れないのだろうな。

なんだか哀れである。