ふと、机の上を見たら
ゴマくらいの大きさの小さな小さな虫が…
トコトコトコトコ
ジグザグジグザグ…と、
迷っている感じで、動いていました
さっき、
買ってきた野菜についてきちゃったのかな
玄関を開けた時に、入ってきちゃったのかな
と、思いながら…
ティッシュで、
つぶしちゃわないように気をつけながら、捕まえて、
『頑張って、自分のいい場所に行くんだよ〜』と、
外に逃してあげました
そんな私も…
子供の頃や、
それこそ、数年前までは、
小さな虫は、プチッと殺しちゃってたのですが…
ある時、友達が、
世にも奇妙な物語というテレビ番組の
「来世不動産」というお話が、
凄く面白かったよ〜
と言っていたので…
色々探してみたら
見つけましたよ〜
そして…
最初から最後まで、シッカリ見ました
その『来世不動産』を見た日から…
私は、
簡単に虫をプチッと、
殺す事が、全然出来なくなりました
どんなお話かというと…
病院に入院していた男(高橋克実)が、目を覚ますとそこは草原で、
遠くに見える建物に向かって歩いて行くと、それは、不動産屋でした
窓に仲介物件が貼ってあるが、なぜかパンダや犬など動物の写真が付いていました
ここは魂の不動産屋で、
来世に生まれ変わる物件を斡旋しているのだそう
男が「人間に生まれ変わりたい」と言うと、
不動産屋に「ポイントが足りないから無理」と言われます
生前のすべての行いをポイントに換算し、
良い行いはプラス、悪い行いはマイナスとして計算され、
男の持ちポイントでは人間や人気物件のパンダにはなれず、
すすめられたのは牛、伊勢海老、ミル貝…
そして…セミでした
セミは7年も土の中で暮らすものの、
地上に出てからの最後の7日間は、
「人間が夜の営みで得ることができる100倍の快感を味わい続けられる」と言われ、男はその気になります
セミになった男が、
「セミ、最高〜」と叫びながら、
空を飛び回る最後のシーンは、笑っちゃうくらい、
と〜っても気持ち良さそうでした
この笑っちゃうお話…
実は…
作り話じゃなくて、
本当にそうなんじゃないかなぁ…
魂の不動産って、
本当にあるんじゃないかなぁ…
と、
私は、見た時に、感じたんです
そう感じるようになってから…
お家で、
小さな虫を見つけた時は、
たまたま、今回、
虫に生まれ変わったこの子の命を
簡単に、プチッと終わらせちゃいけない…って、
そして…
人間になれた事は、凄い事なんだなぁ…
ありがたいなぁ…
と、今回の魂の身体をお借りしてるような、
不思議な気持ちになりました
私は、
信じやすくて、影響されすぎなのかなぁ…
とも、思ったりもするのですが…笑
ただの面白いテレビ番組のお話としてだけでなく、
生き物の命や魂に関して、
大事な事を、気づけたというか…
気づかしてもらえたというか…
自分の中で、
なんだか、スゥーっと、腑に落ちる感覚が
ありました
【早く抱いて】