パリ・ルーヴル美術館の秘密 | FLAP JACK!

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パリ・ルーヴル美術館の秘密


2003年の公開当時観に行きたかった映画。
上映してた映画館が遠かったので、しりごみしてるうちに終了して何とも悔しい思いをしてしまった作品。
先日ダ・ヴィンチコードを母と観に行った地元の映画館。
何の気なしに上映スケジュールを見たら。
ダ・ヴィンチコード公開記念として1週間限定で上映されてるじゃないですか!
この機会を逃してなるものかと時間をやりくり。
念願の観賞です。


パリ・ルーヴル美術館の裏側を初めて撮影したドキュメンタリー。
収蔵品の修復。巨大な絵画の搬送。展示方法の打ち合わせ…などなど。
見物客のいないルーヴルで1,200人(撮影当時。今は2,200人)の職員によって日夜繰り広げられる作業。
美術館という大抵の人にとって「非日常」の空間を「日常」とする人達の仕事の風景。
それらを何の説明も解説もつけずに映していきます。
殆ど音のない静かな空間で黙々と作業する人々。
そこにあるのは淡々と繰り返される「日常」。
「ルーヴルは何度でも参照することのできる書物のようなものだ」
ある学芸員が同僚に語った言葉。
求める人がいる限り、有名・無名に関わらず全ての作品を最高の状態で見せること。
きっとこれが全ての職員の人が持っている使命感。
それを実現し続ける為に、彼等は彼等の「日常」を送る。


しかしこれ観て実感したのはルーヴルってお城だったんだな~ってこと。
抜け道や地下通路が縦横無尽に張り巡らされてて、複雑怪奇。
隠し扉もいっぱいあるし。
現在職員専用の通路として使われてる地下通路は何と15km。
意外なところに出たりして、極めると楽しそう。
ダ・ヴィンチコードの人らもここ使ったらもっとスムーズに脱出できたのにね。
と上映中に思ったことは内緒です。


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パリ・ルーヴル美術館の秘密