昨日は下島啓吾 侍chair 2017

新作発表会でした。

たくさんのお客様にお越し頂き

本当にありがとうございました。

 

これまで下島さんの工房で拝見していた

複数の侍chair を 

昨日は wabi の空間で一脚だけの展示。

普段椅子は座るものですから

あまりみつめることは少ないと思いますが、

和室に腰をおろし

椅子と同じ高さで眺めてみると

いろいろな発見があります。

これは椅子に限らずすべてのものに

言えることだと思いました。

 

なぜ侍chair なのかということで

下島さんのルーツを辿り、

運命というものを強く感じました。

人との出会いによって人生は大きく変わりますが、

その出会いすら運命なのかなと

感じる今日この頃だからです。

 

「前向きに!とよく言われますが

後ろ向きに後ろ向きに掘り起こしてみるのも

またいろいろと発見がありますよ」

という言葉が面白く印象的でした。

 

日本の椅子文化は明治頃?

というイメージが強かったのですが、

意外にも古く

なんと弥生時代には腰掛けがあったそうです。

 

「坐」と「座」

あまり気にしたことがありませんでしたが

「坐」は人の座った形や動作。

「座」はその場に流れる雰囲気や空気感で

つまり場所を表すそうです。  

歌舞伎座

座が和む

座の取り方、心の動きが一つになり

雰囲気を作り出す。

体と空間を一つのものとして捉える

日本人独特の身体感 (納得!)

 

下島さんは椅子が人間に近いから

好きなんだそうです。

いろいろな空間、時間の中に椅子があり

場の空気感を作れるからと仰います。

椅子が精神的支えにもなるといいな・・・と。

ものにはその作り手のお人柄が反映されていますから

なるほど!と思いました。

 

木は空気の状態に左右され

とても繊細で生きていることを感じます。

図面よりも木と相談しながら

手で考えて心で作る派。

いつも椅子が乾燥に苦しんでいないか

気にかけている下島さんをみていると

様々なものに対する気持ちが変わります。

 

作り手の方のお話は

毎回驚きの発見があり

自分自身の生き方の刺激となります。

 

今回は一日だけの作品展でしたが

どうぞ工房のほうにも一度足運んでみてください。

豊かな自然の中の貴重な建築物の中でみる

侍chair は、まさにその場の空気を作り出しています。

 

http://www.products-sh360.com/

 

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  wabi