こちらの記事で、家づくりをするなら必ず持っておきたい「三種の神器」の1つとしてご紹介した、コンベックス。

ふつうに巻尺として使っていただいてよいのですが、ちょっとしたコツを掴むと、圧倒的に使い勝手が良くなります。
コンベックスの「裏ワザ(?)」としてご紹介させていただきますね
 

・長さを計る

まずは基本のキ。
コンベックスで長さを計る時には、テープを送り出すようにして使います。
そうすると、手許で寸法を読むことができます。
 
先日ご紹介した、タジマの剛力シリーズのページにも、職人さんがテープを送り出して計測している写真が使われていました。
テープの腰が強い(立ちがよい)と、長い距離を送り出しても腰折れしないので便利です。
 

・テープをパキッと折って使ってみる

コンベックスは、下矢印の写真のように、テープを「パキッ」っと折って使う癖をつけると、とても使いやすくなります。
テープを折る、といっても、本当に折り曲げてしまうわけではありませんのでご注意を。コンベックスの名の通り凹面になっているテープを、やさしく小さい曲率で曲げてあげるイメージです。
お手許のコンベックスで試してみると、すぐにイメージがつかめると思います。
廊下の幅など、手許の本体をどう始末してよいか迷うときには、とても便利なテクニックです。
 


・高さを測れるようになる

テープを折り曲げて使えるようになると、高さを計れるようになります。
テープを引き出したら、先端を「トンっ」と床に置いて、パキッと折り曲げた状態のまま、するするとテープを送り出していきます。
普通の住宅の天井なら、あまり苦労することなく高さを確認することができます。
この技を使って、ご自宅の天井高さを計っておくと、設計段階で「ここの天井高さは●●mmです」と説明されたとき、「あの部屋よりずいぶん高いんだ」とか「今の寝室と同じ高さか」など、具体的にイメージできるようになるので、おすすめです。
 

・さらに、高い場所の間隔を測る

コンベックスのテープを、両側で折ると、高いところや離れたところの間隔を計ることもできます。
これも、ご自宅の照明器具の間隔を計っておくと、家づくりで照明の打ち合わせをするときの指標になりますので、便利です。
両側を折って計測するこの方法は、少しコツが必要です。
慣れるまで、何度かトライしてみてください。
 

・長い距離を測りたい

コンベックスは、3.5m~5.5m程度のものが多いと思いますが、4m、5mを計るとき、普通にテープを送り出すやりかたでは、うまくいかないことがあります。
特に、計測のスタート地点(テープの先端)の位置がずれないように固定するのが大変です。
 
そこで逆転の発想。
スタート位置(下の写真では、奥に見えているドアのツラ)にテープの先端を固定して・・・
テープを踏みながら、歩く!
こうすると、テープを固定しながら引き出すことができるので、スタート地点もずれることなく、長い距離を計測することができるようになります。
 
* * * * *
 
いかがでしたでしょうか?
コンベックスはテープが金属で腰があるので、慣れないとちょっと使いにくい部分があります。
ただ、コンベックスのテープを折って使う方法を覚えると、一気に使いやすくなり、設計中も工事中も、手放せない便利グッズになってくれます。
 
ただ、市販されているコンベックスの中には、テープが薄くて幅が狭く、腰の弱い(すぐクタッと折れてしまう)ものも少なくありません。
前回もご紹介したように、ある程度しっかりしたテープのものを選んだ方が、使いではあると思います。
 
画像をクリックすると、アマゾンの商品ページへジャンプします。
 
 
↑建築士夫が使っているコンベックス。ベルトに固定できるので、現場に出るときはとても便利に使っています。
↓同じく剛厚シリーズで、ベルト固定までいらない場合には、こちらがおすすめ。
 
 
 
・・・・と、書いてきましたが、高いところで間隔を計ること以外は、レーザー距離計を使った方がはるかに楽です。
天井高さも廊下の幅も、通路の幅もテーブルの高さも、みんなボタン一つで測定することができます。
しかも鞄に入れていても気にならない軽さが魅力。
建築士夫は、コンベックスとレーザー距離計を両方カバンに入れて毎日通勤していますグラサンが、どっちか一つ、と言われたら、レーザー距離計かなぁとは思います
 
よろしかったらぜひどうぞ。