この、シンデレラ城に向かって下方の白い点々は、スマホの画面ですね。
どれだけ人がいるのか、分かりませんが···
今のパークは、キャスト(ゲストコントロール)が待ち位置を指示・案内することもなく放置ですから、
前の人との間をキツキツに詰める人もいれば、間隔を空ける人もいて、
隙間にはインバウンドが容赦なく(日本の秩序など知らず)割り込み、
頭上のファンキャップやカチューシャは外さず、
スマホの頭上撮りは「やったもん勝ち」。
この日は見当たりませんでしたが、お子さまの肩車も今のパークでは「お止め下さい」ではなくゲスト自身の判断でOK。
まだ昔のパーク常識が残っている方は、予め覚悟して臨むことが肝要です。
なお、この画像に写っている一帯は、1回目の後にある『エレクトリカルパレード・ドリームライツ』で強制的に散開させられて、
Eパレで最後の“BIPROGY”フロート+男ダン2人が通ると、再び場所確保合戦の場となります。
つまり、分かる読書さんは分かりますね。
以上、リーチ2回目を観る人へのインフォ小ネタでした。
プラスアルファの情報がお入用でしたら、個別にご連絡ください。
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ここから、タイトルの本題。
いくつかのポータル、ニュースサイトに見られる「若者のディズニー離れ」記事。
アホらしくて、引用する気にもならん!
理由
“大人”を“18~39最”と“40歳以上”の2区分にしています。
レジャー消費を論じるのに、18歳から39歳をひとつの同じ「若者」カテゴリーとするって、
はあ???
マーケティングの知識がない人でも、例えば“大学生”と“20歳代 就職後の単身者”と“30歳代 子育て世代”とで、レジャー消費に使えるおカネや感覚、行動が違うことは、分かりますよね。
(↑ 注釈:この「例えば」はあくまでマーケティングの一般論です)
それくらい、乱暴な論旨で根拠レスの記事なのです。
もうひとつ、これを否定する記事の中に
「若者のディズニー離れ”は幻想だった? 今なお、修学旅行先に選ばれ続ける理由…」
記事。
これも酷い。
修学旅行って、費用を負担する人(生徒および保護者)が行き先を決められません。
決めるのは学校側で、そこには旅行会社の営業・提案力が影響します。
個人の消費活動の“○○離れ”とは、関係ないのです。
修学旅行にTDRが選ばれる理由で大きいのは、「引率教員が安心してラクできるから」も定説です。
修学旅行引率で、班別行動時の三大不安は
1 交通事故
2 金銭トラブル(ヤバい店でパチモンを買わされる等)
3 迷子状態(例えば、地下鉄で反対方向に乗ってしまい、戻り時間に遅れる、慌てて走ってさらにトラブル…等)
なんだそうです。
その筋に詳しい方によると。
TDRのパーク内に生徒をぶちこめば、これらの不安要素がほぼゼロになるから、引率教員が安心してラクできる。
分かりやすいですね。
なお、私は「若者はディズニー離れ“していない”」と反対を論じる意図はありません。
結論に導くための、明確なデータはありませんから。
本当に若者のディズニー離れを検証するなら、
・述べたい若者の年齢定義を明確にして
・他の世代についても合理的に比較できる定義とカテゴリーを設けて
・条件を揃えて世代カテゴリー毎に比較して
・同じ条件により、過去と現在を比較して
これで初めて、離れたかどうかが分かります。
そんなことやってる大学や調査機関、あります?
このデータを持ってるのは、唯一、オリエンタルランドです。
以上、ネット記事にありがちな、根拠なき印象付け目的の記事に、騙されてはいけないということで、
タイトルを「無意味さ」としました。
なお、消費やマーケティングに関する記事の半分(かそれ以上)は、コンサルかライターが先に結論とシナリオを描き、
この結論に都合がいいデータだけを取り上げ、あるいは加工して、世間ウケのいいタイトルを付けたものですから。
これも、マーケティングの定説です。
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