今日は私のプライベートなことをお話したいと思います。
最近、「景子さんはなぜ心理カウンセラーを
やっているのですか？」と
聞かれることがあります。
その大きな理由の一つは父親や私が
生まれ育ってきた環境に起因しております。
父親とのことは今週木曜日の早朝の
インターネットラジオ番組でお話するので
良かったら音声で聴いていただけると嬉しいです。
👇ラジオの聴き方はこちらのブログを読んでくださいね。
なぜ、カウンセラーをやっているのか？
それはいくつかの理由があると思いますが。
私が悩み多き半生を生きてきたから、でしょうね。
そのベースが私の家族関係・家庭環境にあった
というのは大きな要因だと思っています。
少女時代～大人になるまでの私の苦悩と葛藤と
ストレスはかなりのものでした。
私には２つ上の兄がおりますが、その兄のことで
悩まされる学生時代は辛い体験の一つでした。
兄は２つ年上ですが知的障害なので、
今は体は大人ですが精神は子ども。
小学校３・４年生のなのです。
ですから、今形は兄ですが弟みたいなもの。
しかし、小学校時代は理解に苦しみました。
私の目の上のたんこぶでしかなかった。
なぜなら、２つ年上の兄とは同じ小学校、
中学校も同じ。
兄は適正クラスという特殊なクラスに通って
いましたので、学校は同じ。
やはり言動が人と違うということで目立ち、
私はその変な子の妹ということで悪目立ちをし
かなりバカにされたり、いじめの対象となりました。
当時私の学年が学級崩壊寸前位に荒れていたため、
いじめも大流行。
私はそのいじめの格好のエサ。
奇異な目で見られ、汚いもの扱い。
男子はばい菌が移るから近寄らない。
そんなことで当時の私はかなり暗い子に…。
そして兄を恨みました。
あの人のせいで私はバカにされたり
変な目で見られたり、嫌な思いをしないと
いけないなんて本当にムカつく！！
学生時代は兄の存在が本当に嫌で仕方なかった。
当時の私は兄を憎むことで心のやり場を作る
しか方法がなかったのです。
でも大人になるにつれ、また父親の精神世界の
学びをするうちに…。
兄は意味があって今ここにいる。
兄が生まれてきた意味がある。
私と兄妹になるのにもきっと意味がある。
兄の存在って何だろう？
兄がいることで私は何を学ぶのだろう？
と考えるようになりました。
兄は精神年齢が１０歳くらいの子どもなのです。
だから小学生と同じ位の知能や学力はあります。
知的障害の中でも一番軽い方なので
ほとんどのことは自分でできます。
でも子どもなのです。
大人みたいに大きな責任を果たすとか、
空気を読んで柔軟に対応するとか。
そういうことはできません。
でも本当に純粋で素直なんです。
目の前のことに一生懸命真面目に取り組むことが
できます。
今は工場でライン作業をしてずっと勤続しています。
電車マニアの鉄道オタクなので、週末は電車で
出かけたり、ひとりでどこでも行って帰ってきます。
私の２人の子どもたち（彼にしたら甥っ子・姪っ子）を
とてもかわいがってくれます。
でも彼は彼で苦しみや葛藤があるんです。
子どもだけど１０歳の知能はあるので
色々考えるんです。
何で僕は普通に生まれてこなれなかったんだろう？
何で僕は結婚できないんだろう？
前世で悪いことをしたからなのかな？
それを聞いた時、私は胸が苦しくて
涙が出そうになりました
きっと兄を生んだ母親は相当苦しくて
悲しかったことでしょう。
私も同じ母親という立場になった今、余計に
母の心の痛みも理解できます。
当時は兄を育成する中で、父や祖母から
白い目で見られた母。
母の家系の血統が悪いからだと祖母に
嫌味を言われた母。
祖母はいつも私に母の悪口を言いました。
あの子（兄）が生まれたのはお母さんのせい。
だから結婚する相手はよく選んだ方が良い、と。
父はとてもプライドが高い高校教師だったので、
兄が長男として生まれたことをとても窮屈に
思っていたし、認めたくなかった思いも
子ども心から分かっていました。
そして２番目の私に期待とストレスを向ける。
だから本当に苦しい少女時代ではありましたが
普通とは違う兄がいたからこそ。
少し普通とは違う家庭環境に育ったからこそ。
いじめという差別に遭ったからこそ。
今の私という人格を育てられたのだと思っています。
どんな人にも生まれてきた意味があり、使命がある。
それが普通とは違ったとしても、その人がいることで
学ばせていただけることがある。
実はあえてその人が弱い役をやってくれることで
家族というグループで愛を学ぶ
そして、障害は病気なんかじゃない。
「個性」なんだと受け止めている私がいます。
そもそも普通って何だろう？
そもそも幸せって何だろう？
こうあるべきって必要ある？
身体は大人なのに心は子ども。
人は外見だけで判断するものではない。
チグハグしていたっていいいじゃないか。
何が正しくて何が間違っているかなんてない。
そして、
今ある現状を恨んでも憎んでも悲しんだって
何も変わらない。
だとしたら、捉え方を変える。
見方を変える。
受け止め方を変える。
それしかない！！
私が今大好きな言葉「ピンチはチャンス」
は生まれ育ってきた環境に起因するところも
大きいのかなと思っています。
もし、兄が普通のお兄ちゃんだったとしたら…。
私は普通に何気なくのほほんと生きて
いたかもしれません。
子ども時代から
人生って何だろう？
人って何だろう？
何で？何で？何で？
どうしたらいいの？
その疑問は湧いてこなかったかもしれません。
そして、兄と言う存在がいたからこそ、
「愛とは多様性」だと
より思えるのかもしれません。
相手の「個性を認め合う」こと。
どんな人にもその人の良さや才能や強みがあるんだ。
だから、大切なことは弱みにフォーカスしたり
その弱さを叩くことではない。
相手を愛の目で見ることなんだ。
人を差別すること、比べること。
相手をバカにしたり、さげずむことは
なんて愚かなことだろうか…。
そして相手の持っている良さを認めて、
寄り添って、一緒に育てていくことができる。
それって本当に素晴らしいことなんだ。
相手の中にある種を見つけることは
他人であって、その種を生かすも殺すも
育成者次第なのだろう。
その人がそこにいることには必ず意味がある。
理由があって、ご縁があってそこにいる。
私はその人から何が学べるかな？
と今の私は考えているのです。
兄がいてくれたからこそ。
みんながオンリーワンの素晴らしい
輝きを持っている魂
どれも素敵でどれも素晴らしい
あなたがいてくれるから私がいる。
宇宙は絶大なるタイミングとご縁により結ばれている。
縦の糸と横の糸が織りなす世界。
誰一人として存在しない人がいたら私たちは
完成できないでしょう。
みんなが映画の主人公であり、そして大切な脇役。
みんなが愛おしい魂なんだ。
だから私はご縁に感謝するのです。
命に祝福を送るのです。
私には夢がある
私に出会って関わってくれた方ひとりひとりに
愛のプレゼントを贈ること。
あなたは私。私はあなた。
愛してる。大好きだと魂にハグをする。
私の海のような母性で抱きしめて祝福する。
世界のたくさんの人と出会いたい。
出会って伝えて行きたいんです。
夢は世界で活躍するメンタルセラピストであり
講演家。
あなたがあなたとして、生まれてきてくれて
本当にありがとう
私と出会ってくださった奇跡に感謝します
みんなに愛を花束にして届けていく
私がその時見たいのは、
みんなの笑顔。笑顔。笑顔
そのために今私は生きている。
カウンセラーとしての私がいる。
そして今は目の前の人に愛を届けたい。
お力になりたい。
それが私が今心理カウンセラーになっている
理由ですね＾＾
読んでいただきありがとうございました
あなたの魂に愛と祝福を送ります