ペタしてね


ここまで見た映画の感想(1)相棒-劇場版II-~毎日かあさん~ザ・タウン」に引き続き、9日の試写会の感想を。

クリント・イーストウッド監督の最新作『ヒア アフター』ですが、今年、ここまでスクリーンで見た映画の中で最高点の「★★★★★」(5点)満点を付けました。

今回、この試写会に行くにあたり、事前情報は予告編のみ。よく、公式サイトなどの情報をある程度叩き込んでから行くんですけど、今回はいろいろあって、何もせずに行きました。

さらに、私にとってイーストウッド監督作品は、初体験。正直言うと、俳優としてのイーストウッド出演作品もほぼ見たことがないくらいだったりします。

さらに、出演俳優とかも、取り立ててこれまで興味を持って見たことがない人ばかり。

でも、これがよかった。

冒頭から、グイグイ引き込まれていき、さあ、これからどうなるのって、ドキドキした時、何と、エンドクレジットになってしまったのです。思わず時計を見てしまいましたけど、2時間強があっという間に過ぎ去っていました。

別に、激しいアクションなどがあるわけではありません。じっくり堪能することができる、人間ドラマです。

マット・デイモン演じる“死者の声が聞こえる”ジョージ、セシル・ドゥ・フランス演じる“臨死体験をした”マリー、そしてジョージ・マクラレン演じる“双子の兄を亡くした“マーカス少年。この3人が、周囲の人たちとの関係に悩みつつ、出会っていく様は、すごく見どころがありました。

なお、マーカス少年の亡くなった兄・ジェイソンを演じるのは、リアルな双子であるフランキー・マクラレン

正直、名前を聞いても、マット・デイモンを見聞きしたことがあるくらいで、ほとんどピンときませんでした。

私の場合、逆に言えば、それがよかったのかもしれません。先入観とか無しに見れますから。

それにしても、イーストウッド監督の演出は素晴らしいものがありますね。これまで、彼の監督作品を見たことがなかったんですが、見ようかなという気になりました。

2011年、おすすめの作品です。

ほな。

ペタしてね


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