ゆめみてです⸌⍤⃝⸍更新に少し間ができてしまいましたが、新八さん、山崎くんときたら…次は山南さんです!!山南さんも無印の時からクリアしたかったキャラクターなので攻略出来るようになって嬉しいです。優しそうな物腰なのにどこかいつも不穏な空気や影を纏った私的ミステリアスキャラの山南さん!スタートです!!


山南敬助(cv飛田展男)

新選組総長。身長171cm。にこやかな笑みを浮かべながら、冷酷な策士の顔も見せる。総長として知の面から新選組を支える裏で、変若水の研究・改良を担当していたが、左手に負った怪我のため剣を振れなくなった事をきっかけに、自らを実験台とし人間として死ぬ覚悟で変若水を飲み、幹部の中で最初に羅刹化した。最初こそ衝動で千鶴の血を求めるが、後になって羅刹化しても平気になった。その後は公には死亡した事として、羅刹隊の指揮を務めるなど水面下から新選組を支える事に徹する。アニメ版では新選組が甲州・会津と転戦していった後も、同じく羅刹になった藤堂と共に羅刹隊を先導して活躍するが、撤退先の仙台において突如綱道の下へ寝返る素振りを見せる。だがこれは綱道達を欺くための芝居であり、最後は千鶴を守るために戦い、藤堂と共に力を使い果たして灰になった。劇場版では二本松城でアニメ版と同様に寝返る様に見せかけて綱道を欺くも、銀の弾丸による銃撃を受けてしまい、千鶴と藤堂に逃げるように促しながら灰になった。「真改」では攻略キャラクターとなる。まがい物と呼ばれることは嫌うが、「羅刹」と称されることは褒め言葉として受け取り、自分が羅刹であることに誇りを持っている言動がある。『薄桜鬼 黎明録』では、土方と同じ副長であったが、本編では総長である。(Wikipedia引用)

風ノ章感想

まず初めに、山南さんは序盤で羅刹になってしまうキャラクターです。他のキャラクターは心通わせていく途中で大体羅刹になってしまうのですが、彼の場合はそう言った意味でも他のキャラクターとは勝手が違うのも見どころです。羅刹になり誰より先に陽の当たる生活から離れ羅刹隊という新たな隊を率いることとなった山南さん。他の隊士達と生活リズムは逆で夜中に目を覚ます羅刹。昼間は休んでいることが多いので夜中に会ったり、話しをすることが増えます。新撰組や陽の光の元剣を振り戦うことに思いを馳せどこか自虐的だったり、度々気落ちしている様子も見えますが、話が進むにつれて態度も変わってくるのも目が離せません。優しいような冷たいような…掴みどころがないような山南さんや他の仲間と過ごしていく中で段々と千鶴ちゃんも新選組の皆に信頼され始め医療面で役に立っていくようになります。それは山南さんも例外ではなく、初めは少し警戒しているような態度も軟化していき、時に褒めてくれたり、話をしてくれたり、優しい眼差しを向けてくれたりと変化が垣間見えます。しかし、時折見え隠れする闇や狂気。それは羅刹だからなのかそれとも…。優しさと不穏が度々交互に訪れる感じ。新撰組は鳥羽伏見の戦いを敗し撤退。千鶴は井上と共に淀城へと向かうが新政府軍にみつかり井上が犠牲に。そして、危機的な千鶴の手を取り走りだす薫。薫に連れていかれた先で父、網道と会う。そこで彼の非道な考えを聞かされる。そこに助けに来た来た山南。網道は山南は羅刹の成功例なので生かしておくと言い、二人は千鶴と山南の前から一旦去っていく。衝撃の真実に開いた口が塞がらない千鶴であったが、山南と共に淀城へ。その後、新選組と共に江戸へと帰還。その最中、船上で致命傷を受けていた受けた山崎が死亡。山南に話がある様子で亡くなってしまう。山崎に加えこれまでの戦いで多くの仲間達が亡くなってしまったことやあと少し早く自分が駆け付けることが出来たら…と憂う山南。羅刹になれば生き長らえることが出来たかもしれないという思いやこれ以上仲間を失いたくないという理由から変若水の研究を続けると決意。そんな山南に千鶴は最後まであなたの成すことを見させて欲しい。一緒にいさせて欲しいと願い、『あなたの気が済むまでは』とその願いに応える形でED。

正直…、この時点ではまだこの√にハマってませんでした。が!!まさかこの後素晴らしい展開に胸がいっぱいにされるとは…この時のゆめみては思っていなかったです。先に言っておきます。山南さん√めちゃくちゃいいよ!!何がそんなに良かったのかは華ノ章へと続く──。

華ノ章感想

鳥羽伏見の戦いを経て、近藤も怪我から復帰し新選組の隊服は洋装へ。洋装になるシーンは大体なんて言うかその時の攻略キャラに似合ってるか確認される?みたいなシーンがあるんですけど、山南さんを見てることに気付かれ誤魔化すと「それは残念ですね。てっきり私の姿に見惚れて黙り込んだのかと思いましたが」って言うんですけど、何なんですか??え!?この人……そういうこと言う人だったの?という衝撃(訳:最高)立て続けに「そうですか。では私の姿など全く気にもならないと…」とか褒められたそうに誘導尋問してきます!この感じ好きなプレイヤー結構いると思う。風の方ではそこまで砂糖を感じなかったから華の凄さを感じました(?)そんな一瞬の甘い空気の中、山南率いる羅刹隊は土方から戦力外通告的なことを言われてしまいます。だからと言って大人しくしない山南、夜な夜な彷徨うようになり、同じ時期に辻斬り事件が発生。辻斬りの正体は山南さんなのでは?と疑われるようになってしまう。千鶴はそれを信じたくはなくて屯所の外へ出かけていく山南を追っていく。すぐに尾行に気付かれてしまうも信じたいからこその行いだったことを話す。その日はそのまま返されてしまったがある日、山南の姿が屯所内から消える。脱走を疑った土方と平助についていき、そこで悲鳴が聞こえ、その場へ急行すると倒れている羅刹達の姿を見つける。幸い、辻斬りの犯人ではなかった山南は夜中見回りをしていただけだったが、網道や羅刹情報を見返りに天霧と協力し、新政府軍から脱走した羅刹兵を捕まえていたのだった。日に日に山南の肩身は狭くなり、新選組は会津へと向かうことを決めたが、長年傍にいた新選組の仲間達は山南をあまり信じてはいないようで、千鶴だけは純粋に山南を信じ続けた。その夜、千鶴が寝ている所にやって来てこれまで信じてくれたことなどの感謝を告げる山南。「あなたは、江戸に帰って来てからの私を何度も慰めてくれましたね…皆から疑われていた私をずっと信じてくれたのもあなただけでした。…私には、君が思うほどの価値などないというのに。それだけではありません。初めて変若水を飲もうとした際、君は必死に止めようとしてくれた。羅刹となり血を啜る存在となった私を、恐れることなくいつも世話してくれて…こんな私を信じ続けるなんて本当に、君はどうかしていますね。…そこまで優しいと…私も、勘違いしてしまいそうです。あなたが…私の事を好いてくれているのかとこのシーンはあまりに切なく、綺麗すぎて号泣待ったナシ!!セリフの後に寝ている千鶴ちゃんに口付けるんですが、おでこなんだよ!そこがまたなんかいいよね!?大人な感じ!!今思い返しながらブログ書いてるけど、感極まる。「ふふ…正解は聞きませんよ。所詮は叶わぬ夢ですから。生者は死者に恋をしてはいけない。…それが世の理です。本当はこの後もずっと、この身が灰になるまで君を隣で守り続けたかった。ですが…私にはやるべきことがある。新選組にいては果たせない願いが。だから――さようなら」そして山南は千鶴や新選組の前から姿を消すのだった。……なんてロマンチックなんだ!!全てのセリフが素晴らしいね??叶わぬ夢とか諦めんなよ…言い逃げずるいよ、山南さん…好きだー…。表向きに平助以外の羅刹隊ごと連れて行った山南は裏切り者とされてしまったが、千鶴はずっと彼のことを信じていた。千鶴は山南を探すべく新選組とは袂を分かち、一人江戸に残り山南の行方を探すこととなる。その先で千姫、お千ちゃんと君菊と再会。網道を倒したい二人と山南に会いたい千鶴、恐らく山南と綱道は一緒にいるはずだと予想し共に行動することに。行動を共にする中、一人になったところで山南と再会、そして新選組を裏切り網道の元についたことや網道の狙いは羅刹の王国を作ることであることを知らされた千鶴。そのまま千鶴は網道たちの元に捕まってしまうが、山南と二人きりになった際、本心を知る。山南は網道の野望は信じておらず、愚かだと思っている。網道と行動を共にするのは羅刹達を救う為だという。羅刹の力を使い続けたせいで身体にヒビが入りあのまま新選組にいると遅かれ早かれ灰になり朽ち果てていたと明かす。網道から聞いた羅刹が人に戻ることはないという答えを聞いてこうまでして自分は新選組を、仲間を斬ってまで得た情報がこれとは…と絶望し、投げやりになってしまう。そんな山南に対し千鶴はまだ山南さんは生きているじゃないか。それに人に戻れないとしても羅刹として生きながらえることはできるかもしれないじゃないかと訴える。すると「…どうしてあなたはこんなにも汚れてしまった私に優しい言葉をくれるんですか?そんなことをされたら…私は有り得ない夢を見てしまう。これからこの先も、君と共に生きていけると思ってしまう…そんなことあるはずがないのに」という山南。それに対し千鶴は「いいえ、あり得ます。私は、素敵な夢だと思いますから」と答える。この千鶴ちゃんいいよね!!千鶴ちゃんは共にある未来の夢を語り、否定する山南さん…。山南を恋い慕っていることを千鶴が告げようとするのもまた拒絶されてしまう。拒絶されても尚、言葉を続けようとする千鶴にその続きを言うのであればその言葉を言う前に唇を奪わなくてはならないと告げる山南。その気持ちは錯覚だと諭すが千鶴はそんな山南に自身の本当の気持ちを告げる。「あなたという人は…本当にお喋り可愛い人ですね。さあ、覚悟はいいですか?」「覚悟って、あの…」「口を塞がれる覚悟です」──そして、唇同士が触れ合う。「あなたが私と共に歩むと言うなら…私は命に代えてもあなたのことを守ります。…いいですね?」と、……どうですか!?やばくないない!?山南さんや!!口をキスで塞ぐなんてなんてベタな!!(訳:最高)山南さんのセリフ一々ロマンチックなんだよ、素晴らしいな??しかも、千鶴ちゃんもなんかこの√では負けじと勇ましささえ感じられて好きです。山南さんに自分の気持ちを分からせたいという強い意思さえ感じますね!(?)山南さんみたいな素直じゃない人にはこのくらいの方がきっといいんだよ!ね!!ふう、落ち着いたところで話は進みまして、千鶴は薫の話を聞き城の中心部へ。するとそこには山南と網道、そして捕らえられた千姫と君菊の姿が。勝ち確だと思ってあれこれ喋りまくる網道。そこへ助けに現れたのは途中、山南に殺されたと思われた平助だった。平助は山南の意思を汲み取り死んだふりをしていて、これまでチャンスをうかがって身を潜めていたとのこと。羅刹隊に山南や平助を倒すように命じる網道であったが、その羅刹隊の中には山南が率いている元新選組の理性を保った羅刹隊が多数混じっており、網道の手によって作られた羅刹隊の兵士達が倒されていく。その間、千姫達も拘束を解き風は完全に千鶴達の方へ。そんな中、変若水を飲んで強さを手に入れようとした網道にトドメを刺したのは山南でも平助でもなく千鶴や綱道に恨みが深い薫だった。しかし、網道によって薫も倒される。網道は最後に山南に日本からは遠く離れた欧州の血にある鬼について調べれば羅刹のことが何か分かるかもしれない、という助言を残し灰となる。戦いの後、千姫達は八瀬の里に戻り、平助は土方の元へ。山南もそれに続こうとするも今を生きる羅刹の為に羅刹の事を調べて欲しいと羅刹の未来を平助に託され山南は千鶴と共に生きながら羅刹の未来を調べる旅をすることを決意。そして、平助の口から憶測だが、土方は本当の意味で山南を疑っていたわけでないことや心配していたことなどを伝えられ自身の居場所は新選組にあったことを知る。そして平助と別れEDへ。

はーーー最高だったなー。当たり前だけど、攻略対象の√によっていろんな角度から世界を見ることが出来るわけですが、山南さん√なので羅刹達も少し報われる結末というか最後の戦いもなんか胸熱ですよね。羅刹隊の本気という感じがして滾りました。この√をやって、度々山南さんは他の隊士達の話を聞かせてくれたり、亡くなってしまった隊士達や羅刹になってしまった隊士達を気遣う部分が垣間見えて山南さんも新撰組が好きだったんだなとひしひしと感じられて、尚且つ死んでしまったら何も出来ないから変若水の研究に精を出していたんだとわかって良かったです。(知る以前は変若水というドーピングに魅せられた人という印象もあった。山南さん、ごめんね)山南さん√ではなんで最初に羅刹達に襲われたかとかお父さんがいなくなってしまった経緯や背景なども知れて重要なことなのでそこも良かったです。隊では厳しい人だと思われてるみたいだけど、優しい人だと思うな。あと、恋愛的には意地悪なタイプですね。この手のタイプが好きな人絶対多いと思う!唇に人差し指添えてくるスチルも綺麗で好きだったな~。山南さんは羅刹になったことを、なってまで新撰組で戦いたいって思ってることに誇りを感じてるから山南さんの立場で土方さんの発言や行動を見るとやっぱり悲しいし、寂しいなって感じる場面もありました。土方さんには土方さんの考えがあるんだろうけど、言葉足らずというか…もっとちゃんと羅刹隊と隊士達とで話せたら良かったのに。山南さんをここまで羅刹の力を認めさせなきゃとか人と同じようにとか追い詰めちゃってるのはそういう扱いの積み重ねだよ……。そら単独行動もしたくなるよ。本当に居場所がなくなってしまいましたねって言葉が切なくてなんか可哀想って思ったもん。それと、山南さんって着痩せするタイプなんですね。意外といい身体しててガタイ良くて驚きました。平助が生きてた時も滾ったな~!!やっぱり生きてた~!嬉しい!!って。綱道の奴、最後だけいい奴になりやがって!!(変若水の効果を遅らせる方法教えてくれてありがとう!!)山南さんが羅刹の希望って言葉も良かったですね。それを平助が言うというのもナイスですね!!平助よ、しっかり土方さんに山南さんのこと伝えてくれよな!頼むぞ!!いやぁ、いい話だった。風はそうでもなかったのに華からめっちゃ面白いじゃん!!っていうのが率直な感想です。やり終わった後の満足度高かったし、この√結構重要な情報も多いし、たまに切なさで苦しくなったり、恋愛に限らず胸熱なくだりがあったり、感情揺さぶられる場合も沢山あり物語展開が結構好きでした。EDもそうでしたが、ちょくちょくSっ気出してくるの笑う。その辺はちょっと意地悪な人が好きとかメガネ男子とか落ち着いた賢い大人が好きな人とか仲間なのか!?裏切り者なのか!?敵なのか!?って掴みどころがなくてハラハラしたい人とかにいいかもしれませんね。それでは、山南さん√については以上です。ありがとうございました⸌⍤⃝⸍