2015年03月10日

BS世界のドキュメンタリー 危険な時代に生きる NHK BS1

テーマ:TV is sucks!


 3月第一週のBS世界のドキュメンタリーはアメリカのテレビ局SHOWTIME製作の「危険な時代に生きる」9回シリーズです。3月2日から4回分放送され4月6日から後半が放送されます。ディレクターにジェームス・キャメロン他、出演にハリソン・フォード、ドン・チードル、アーノルド・シュワルツェネッガー、マット・デイモン他とハリウッドの映画業界の有名どころが並んでいる。このシリーズは地球温暖化に関するアメリカ国内及び海外の問題を取り上げているのだが、アメリカのテレビ局製作だけあって、アメリカの問題が多く取り上げられている。二酸化炭素削減の為の京都議定書を批准しなかったり、これまで温暖化対策を真剣に取ってこなかったアメリカだが、近年温暖化による影響と思われる自然災害によって実際の被害を多く受けているのもアメリカである。ハリケーン、カトリーナやサンディ、続発する山火事、森林破壊、今年は寒波や大雪にも見舞われており温暖化に懐疑的な人々も異変を感じているようだ。

 番組ではアメリカで温暖化対策が進まない原因をいくつか挙げている。1つは科学を信じない人達が多くいるという事だ、進化論も否定している(人間は神の創造物であってが猿が先祖ではない)保守派のキリスト教徒達は、温暖化は人間が原因ではなく、あくまで自然のサイクルに過ぎない、神が与えられた試練であると信じている。もう1つの理由がエネルギー関連企業と政治家達だ。保守的な共和党議員は元々は温暖化対策を否定してはいなかった。しかし一旦規制への流れが出来そうになった頃から企業の圧力が高まり共和党議員は温暖化対策について否定するようになった、否定しなければ選挙で勝つことができなくなった。大きな利権を持つ企業が政治家と宗教とガッチリ手を結んでいることは日本では考えにくいが、アメリカでは公然と行われている。中国に次ぐ世界最大の二酸化炭素排出国の1つであるアメリカは、1人当りでいうと世界最大の排出国でもある。この状況に危機感を感じる人達は国内の共和党支持者とそれを支える福音派キリスト教徒を説得することに多くの労力を割かれることになる。アメリカにはバイブルベルト(聖書地域)と呼ばれる地域が中西部から南東部に広がっており熱心なキリスト教徒であり共和党主義者でもある多くの人々は、この温暖化を政治の問題と絡めて解決の糸口を難しくしている。そういう意味ではこの番組はとても政治的な番組である。

 この番組を見ていると既に手遅れなのではないかと思えてくる。特に温暖化による北極の氷河の減少とそれに伴う悪循環によるさらなる二酸化炭素の増加、それにも関わらず北極圏に属する国々は新たに利用可能になった土地と石油をビジネスチャンスと捉え北極圏を開発しようとしている様子を見るともう止めようがないように思われる。グリーンピースや一部の人達の抗議にも関わらず、生活を前にした人々の現実や人間の欲望には勝てないのかもしれない。とはいっても二酸化炭素がどのような結果を地球にもたらすのか本当の所、科学者にも分かっておらず、仮に対策に乗り出したとしてもそれがどのような結果になるかも不透明だ。長い歴史の中で地球の環境は変化し続けている。今では大陸は6つに分断されているが、かつては1つの大きな大陸だったと考えられている。地球はダイナミックな変化の中にいるのだから変化は覚悟しないといけない。そのスピードが上がっているのは間違いないけれども。
AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

yumegayumenaraさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

コメント投稿

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。