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2005年06月30日

シネックス・マーゴ

テーマ:映画館

マーゴ

岐阜県、関市にあるシネマ・コンプレックスです。これといって特筆すべき事はありません、普通のシネコンでジャスコが隣にあります。ここにもジャスコ?という感じですね。ジャスコ本体とは少し離れたシネマ館にあります、ゲーセンやらディズニーストアやら飲食店が入った若者向けの建物です。他のシネコンに比べて上映時間が遅めですので、平日などは仕事の後でもゆったりとご飯を食べ、でかけられますね。土曜日の場合はナイトショーとなり料金が少し高くなります。ナイトショーの場合には深夜11時台に開始の映画があるので、行動に選択の余地が広がります。ごくまれにミニシアター系の映画も上映されます。

 誰もが感じているように映画館の入場料1800円は高すぎ。今はほとんどのシネコンでレイトショーがあるので、1800円払う事なんてないのですが、見たい映画が人気作品でなく、シネコンによってレイトにかからない場合とか困ります。シネコンの数が増えて選択肢が増えるのはいい事ですけど、もっと上映作品に差をつけると面白いのに。旧作でもガンガン特集上映してくれるとうれしいな。映画館の大きなスクリーンで見ると、それだけで楽しい映画ってたくさんありますよ。
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2005年06月27日

マネーボール

テーマ:書評

手紙


昔「メージャーリーグ」という貧乏弱小チームが奮闘し、ワールドシリーズに優勝するというコメディ映画がありました、石橋貴明もでてます。選手はみんなどこか欠点があるのだけど、チームの存亡とオーナーの野望を知った選手達が、努力して勝っていく話です。コメディだけど、本気で奮闘努力すればどんな目標でも達成できるという、まさにスポコンな映画です。



 「マネボール」は「メジャ-リーグ」同様貧乏球団のサクセスストーリーなのだけど、違うのはアスレチックのGMビリーのやり方。ヤンキ―スの3分の1の予算しかないアスレチックスが毎年、毎年、ヤンキ―ス以上の成績をあげてる。ワールドシリーズでは勝てないものの、アスレチックスが所属するアメリカンリーグ西地区でも一番予算が少ないにも関わらず成績は毎年トップ。これは一体どういうことか?メージャー球団の中でも最も貧乏な球団で、お金がなければ、実力のあるスター選手もいないチームなのになぜ?どんどん資本力が必要になってきているメージャーリーグ、なぜこんな主流の考えとは逆な現象が起きているのか。



 この本はオールド・べースボールファンにはお薦めできない内容だと思う。アスレチックスはGMのビリーに権力が集中していて、彼の野球理論を採用し、それにしたがいチーム編成も行われている。彼の野球理論が成功の秘密なのだが、それはほとんどの野球ファンにとっては受け入れがたいものだと思う。例えば盗塁はするな、本塁打や打点はほとんど考慮にいれず、打者に求められるものは出塁率。送りバントなぞ無駄な攻撃だと考え絶対しない等々、ほぼすべての野球人や野球ファンに信じられているセオリーはことごとく否定されます。こういった考えはすべてベースボールを数字に置き換え、そこから導きだされる、最も効率よく勝負に勝てる方法。とても客観的で冷静な理論に基づいている。ただそういう理論を土台にしたプレイが見ていて楽しいかどうかと問われたら、きっと楽しくないでしょうと答えるでしょう。ガツーンと打って、思いっきり走って、剛速球をキャッチャーミットにブチ込んで、なんて熱いプレイは期待できそうもない。



 何事にも成功するには冷静さが必要で、客観的事実を正確に把握し、有効な対策を立て、実行すればよい。という考えがなにやらどの世界でも主流になりつつあって、それはスポーツでも経済の世界でも同じらしい。そんな事がこないだ新聞に載ってた、この本に書かれている理論もまあそれにあてはまるだろう。



 新しい理論は野球好きには受け入れ難いかもしれない。ただアスレチックスのGMビリーは元々はとても有望視されていた野球選手。あまりに若く、有望視されすぎたゆえにメジャ―で成功もする事もなく引退した、古い理論につぶされてしまった男だ。そんな男がニューセオリーで古い理論からは無視されて、実力を発揮できる場を与えられていない選手を見つけてきては、立派に成功に導いている。新しい可能性を作り出しているし、それによって野球に新たな流れを作りだしている。日本の関係者も参考にされると面白いかもしれない、特にに楽天関係者。楽天がこれまでとは違う野球理論で優勝してしまったら、巨人が金の力を使って優勝するよりは野球界にとってはいい事でしょう。




著者: マイケル・ルイス, 中山 宥

タイトル: マネー・ボール 奇跡のチームをつくった男

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2005年06月26日

さよなら、さよならハリウッド

テーマ:映画
大阪城

ウッディ・アレン3年ぶりの作品という事で(製作は2002年ですが・・・)楽しみにしておりました、でも次の作品である「メリンダとメリンダ」も公開が近いのですが、なぜこんなに公開が遅かったのでしょうか?

 落ちぶれた映画監督が、元の恋人のプロデュースで映画を作る事になるのだが、ストレスで撮影直前に目が見えなくなってしまうという映画です。やたらと強引な設定だなあとは思ってたんですけど、ラストのオチも結構無理矢理でした、無理矢理でも芯がしっかりしてればかまわないですが、ちょっと弱いかなぁ。ウッディ・アレンはハリウッドとさよならするのでしょうか?なぜ今になってという気もしますが、ニューヨークと言えばウッディ・アレンというイメージが強いだけに謎です。でもこれの次の作品である「メリンダとメリンダ」はニューヨークが舞台、得意の恋愛映画です、カンヌ映画祭オープニング作品だったらしいですけど、フランスを馬鹿にしているのかな。それとも彼なりのウィットなのだろうか。さて「さよなら・・」の方は彼らしいウィットの効いた小気味よいギャグを、全編に楽しめるというわけではなかった。「スコルピオンの恋まじない」の方がシチュエーション的にもテンポ的にも設定的にもよかったと思います。あと映画の基本になってるテーマとしてもよかった。この映画はちょっとインパクトに欠ける、「メリンダとメリンダ」に期待します。


さよなら、さよならハリウッド
日活


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2005年06月25日

サラ いつわりの祈り

テーマ:映画

夜道

マリリン・マンソン楽しみにしてたのに全く気がつきませんでした・・・友情出演でもかなり長い間登場してたのですが、あの奇怪なメイクじゃないと気がつきません。やたらとタトゥーに目がいってしまってました、たくさん彫ってるなぁー。彫る時痛いのかなぁとか考えてました。素顔はおとなしそうな青年って感じで、そんなに悪い奴じゃない。
 
 J.T.リロイの小説を映画にしたこの映画、もうアメリカがどれだけイカれてるのかがよくわかります、ドラッグ、売春、暴力、離婚等伝統的な社会問題ってのはアメリカにかないません。アメリカみたいにキリスト教の道徳観が支配的で、文化にも生活にも影響が強いとそこから外れてしまった場合はきついでしょうね。主演のアーシアはどこかコートニー・ラブっぽく感じてしまうのは僕だけでしょうか?ともかくサラの行動がムチャクチャ、それに振り回されるジェレマイア。書く事がセラピーだと言うJ.T.リロイですが、果たして彼の中でキチンと終わった話なのだろうか?映画ではサラに対して好意的に描かれている部分はある。というか見ていて、こいつが悪いとか、こいつが憎たらしいとかまったく感じませんでした。暴力的でスキャンダラスで滅茶苦茶なんですけど、それでも出演する登場人物、誰も憎めないのは不思議、サラの金髪がキラキラ眩しい映画です。
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2005年06月24日

サマーソニック イヴ in NAGOYA

テーマ:フェスティバル

高島屋

フジロックフェスティバル、サマーソニックを始めとして日本にも随分ロックフェスティバルなるものが定着した今日この頃、今年も各地で魅力的なイベントが開かれます。洋楽アーティストの名古屋飛ばし同様、無風状態だった名古屋なんですが、ついにロックフェスティバルが開かれます。しかもサマーソニックの関連イベント。サマーソニック・イヴ、出演はOASIS KASABIAN ROOSTERSとオアシスなイベントかなって感じです。フェスティバルとは言えない規模ですが、とにかく開催される事自体を喜びましょう。会場となる金城埠頭周辺、土地は無駄にあるから、そこにステージを作るのかと思ってましたが、名古屋港オープンエアーパークなるものができたんですね。オレンジレンジやら矢井田やらが出演するイベントもここであるみたいだし。あおなみ線利用です、ポケモンパークもそうですが、あおなみ線はイベント頼みですね。
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2005年06月24日

戦争請負会社

テーマ:書評

風車

 今の世の世はなんでも外注ブームです。派遣ビジネスは大流行、経済システムの中で一番コストがかかるのは人件費。それをカットするのには外注するのが都合がいい、もちろん様々なマイナス面はあるだろうけど、コストの面を考えると一番楽な選択だ。それと同時に民営化ブームでもある、かつては国が所有し管理していた事業がどんどん民間主導になっている。だが一体どこまで民営化してしまっていいのだろうか?自由さと公共性のせめぎ合いだろうが、ある程度で歯止めをかけるべきだと思う。公共性の代償に手に入れる自由は、最初は素晴らしく思えるかもしれないが、失うものは結構大きいと僕は思う。

 国の成立の仕方や、国家が持つ憲法などによって、国民に行うサービスは違ってくるだろうし、日本のように名目上は軍隊を捨てた国もあるのだが、国が提供するサービスの中でも軍事・戦争に関しては、民営化など誰も考えなかっただろう。日本ではもちろんこんなビジネスは成立しないだろうけど、兵器関連ならあるかな?海外には軍事やそれに付随するサービスを提供する企業があり、実際に活動しているという。つい最近イラクで拘束され殺害された斉藤昭彦さんもこのタイプのセキュリティー会社に所属していた。セキュリティー会社と言っても、活動地域は戦場やそれに近い地域なので、誰から守るといったら銃や戦車を持っている奴ら、それに対応するには相応の装備が必要となる。

 PMF(PRIVATIZED MILITALY FIRM)の顧客には国家はもちろん、NGOや国連、驚くべき事に反政府軍等の非合法組織までも含まれている。こうした会社が世界中で活躍して利益を挙げているなんて考えられないです。企業というものは本質的に利益を挙げる為に存在している、そんな性質を持つ企業が国民の命運を分ける軍事などに手を出していいのだろうか?企業の第一目標は利益だ、だが戦争は逆説的ではあるが、安全が究極の目的。この両者の目的の違いは危険ではないだろうか?しかし自前で軍や兵器の整備、教育などができない国もまた存在し、PMFに依存しないと成立できない国もある。アメリカでは、軍事作戦が議会に承認が得られなかったり、軍事予算の削減などもあり、PMFに依存する傾向が高まりつつあるという。これ僕は思うんですけど、依存がすでに始まってるなんて、もう手遅れじゃないですか?ほんとに世界中のありとあらゆる場所で、ありとあらゆる物に値札がつく時代だ。

http://www.fas.org/irp/world/para/executive_outcomes.htm
http://www.hartsecurity.com/
http://www.ipoaonline.org/


著者: P.W.シンガー, 山崎 淳
タイトル: 戦争請負会社
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2005年06月23日

気になる今週の封切り映画 6/25 6/29

テーマ:映画

赤傘

LEFT ALONE @名古屋シネマテーク 6/25
日本は革命が成立しない国で、民衆は常に国家の元にあり、それをひっくり返す力を持たない。まさに長いものには巻かれろ精神、お上には逆らわない精神。60年安保、連合赤軍、大学闘争、ロックンロール、フォーク・ブーム。マルクス主議。東西冷戦とベトナム戦争など日本だけでなく、世界規模で革命の機運が高まっていた時代。結果的にこの時の革命闘争は失敗し、彼らの多くはその後会社に入り今では安定した地位を得ている。この頃の話は村上春樹の小説によくでてくる、大学生の彼?はとても冷めた目でそれを見ている。僕には当時の事はまったくわからないのですが、当時を少しでも知る事ができるのではないでしょうか?革命の機運は今ではまったく感じられない、きっと革命なんて言葉とは違う動きがのだろう。最後の革命への熱気が感じられればいいです。

タナカヒロシのすべて@名演小劇場 6/25
鳥肌実初主演となる映画です。かつら工場に勤める32歳独身男、彼女はいないが女にやたらモテる。人付き合いは極力避け、無趣味なタナカヒロシを鳥肌実が演じます。鳥肌と名乗る割にはやたらと肌が奇麗なのが気になる。七三も決まってるし風貌が奇妙です。そんな男を堂々と主演に据えたオフビートな映画。そしてチョロチョロといろいろな役者が登場する映画、僕は好きです、お得な気がしますよね。宮迫、小島聖、加賀まり子、ユンソナ、市川美和子、伊武雅刀、寺島進。平凡に退屈に暮らしていたタナカヒロシに襲いかかる数々の不幸、そしてちょっとだけいい話らしいです。どれくらいいい話なのかわかりませんが、鳥肌実の奇妙さとちょっといい話が魅力的に思われます。

宇宙戦争 @最寄りの映画館 6/29

水曜日に公開初日を迎えるなんてマトリックス以来ですね。土曜日が上映映画の入れ替え
日で、ほぼすべての映画が土曜日を基準にしている業界で、これはとても珍しい。それだけ力を入れているのでしょう。トム・クルーズが主演ですが予告編を見た限りでは、どうも逃げまどうだけのようですね。エイリアンも圧倒的な力を持つようです。圧倒的な力を持つエイリアンと人類がどう戦うか気になりますが、水が弱点だったとか、電気に弱いとか、それで大逆転するというワンパターンは止めてもらいたい。愛のパワーでエイリアンがひるむとかも勘弁してほしい、宣伝で人類に愛が試されるとか言ってるのでちょっと怖いのですが・・・となると人類がメチャクチャにやられるという映画なのでしょうか?そんな身もフタもないような映画をスピルバーグが作るとは思えませんが。結末はどうあれスピルバーグ作品なら、やっぱり見ておきたいです。
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2005年06月22日

リトル バーズ  ーイラク 戦火の家族たちー

テーマ:映画

屋根

 綿井健陽氏はイラク戦争開始前からイラクに滞在し、現地の様子を映像で送り続けてくれた。日本でテレビのニュース番組からイラク戦争に関する情報を得ていた人なら、彼が送ってくれた映像にはいくつか見覚えがあるはずだ。ホテルから撮影された大統領府への空爆シーンなど、イラク戦争の報道において有名な映像だと思う。

 綿井氏が送ってくれた映像のいくつかはニュース素材として使われた、だがもちろんニュースで使われた素材がすべてではない。彼が現地で撮影した膨大な量の映像からこの映画は作られた。

 映画は開戦直前のイラク市内の様子から始まる。そして空爆のシーンがあり、爆撃の犠牲者となった人達や負傷した人達の様子がなまなましく映し出される。見た事のある映像が確かにあるのだけど、テレビのニュースで見た映像とはなにかが違うと思った。その点に関してはドキュメンタリー作家の森達也氏が適切な意見を書いてくれている。
http://www.littlebirds.net/comment/moritatsuya.html

 このドキュメンタリーに映し出されているのは、悲惨な現実だけです、少しの批評も、批判も、正論も、極論も受け付けない悲惨な現実があるのみです。正視できない映像もいくつか混じっている、テレビでは決して見る事のできない映像。イラク戦争開戦当時は多くのテレビ局がイラク戦争の報道に時間を割いたが、戦争の現実を伝える事に成功したのだろうか?否だと僕は思う。この映画をテレビで全編放映してしまえばいいと思う、それがテレビには適切ではない、子どもに見せたくないと、視聴者から抗議があったとしてもだ。日本人が日本国として支持した戦争の悲惨さを、少しでも知るべきだと思う。戦争は悲惨です、この映画はその悲惨さだけで成り立っています。
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2005年06月21日

ベイビー・サイン 2

テーマ:書評

にわとり

ベイビーサインというのは、簡単な身ぶり、手ぶりを使って言葉を話せない赤ちゃんでも自分の気持ちを伝えることができるものなのです。どれくらい簡単かというと赤ちゃんが自らベイビーサインを作り出せることも可能なぐらい。しかし、僕達にとっては簡単かもしれないが赤ちゃんにとっては必死のサイン。日本人は欧米人のようにボディーランゲージを積極的には使いません。それでも誰かとさよならする時にバイバイと手を振ってみたり、”うん”とうなずいたりするのは日常の動作。小さな子供にバイバイすると大概バイバイと手を振ってくれる。基本的にはこれと同じものです。だから全然難しいものではありません。この本の著者もベイビーサインを研究し始めたきっかけは自分が母親になって、自分の赤ちゃんが1歳になった頃から突然色々なジェスチャーを使って話かけてくるようになったのがきっかけとなっています。最終的にこの著者の赤ちゃんは28のベイビーサインを覚え、さらにこの段になるとサインを2つ組み合わせて文を作りだすことも可能になったという事です。しかし話言葉を使えるようになると段々とベイビーサインを使わなくなり、最終的にはまったく使わなくなるそうです。それに発音の難しい言葉のサインは長い間使うことになって、比較的簡単な単語はすぐに発音できるようになり、サインの方は使わなくなるんだって。これは赤ちゃんが、使える方法ならどんな方法を使ってでも、自分の意志を伝えたいという気持ちの裏返しだと僕は思います。

 しかし僕はこの本を読んでみた感想はちょっと複雑。赤ちゃんでも自分の伝えたいことを表現できてしまうという驚きが1つ。必死に誰かと繋がろうとする人間という生き物の弱さといじらしさが1つ。小さな赤ん坊でもこんな風にもってる、人間の欲求の深さへの恐怖が1つです。仮に自分に子どもが出来たとしてこれを使うかどうかは現時点では迷ってしまう。そんなに早く子どもの欲求を理解して、それに答えてあげていいのだろうか?逆に小さな子どもの小さな願いを無視してしまっていいのかって。それは欲望なのか小さな願いなのか一体どっちなんでしょうかね?
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2005年06月20日

ベイビー・サイン 1

テーマ:書評



傘





一般的に人間の赤ん坊が話言葉を使う事ができるようになるには二年半年程必要だと言われているようで、もちろんこれには個人差があります。一応人間も動物であるわけです。しかし人間ほど未熟な状態でこの世に産み落とされる動物もいない。例えば草原で生きるシマウマだとかは生まれてから30分後には一人で立ち上がっていないと捕食動物の餌食となってしまう。例えば昆虫だとかは成虫になるのにいくつかの過程を通らないといけないが、最終的な誕生という点でいうと、ほとんど親と同じ状態で生まれてくる、違うのは大きさだけ。例えば単細胞生物などは、細胞分裂をすることで親と全く同じものを作り繁殖する。人間を除くほとんどの生物はかなりの能力を持った状態で生まれてくるわけで、それこそ産み落とされるという言葉がふさわしいぐらいに、親がいなくても生きていくことはできるであろう。しかし人間の場合は産み落とすだけでは、全く意味をなさない。生きていくのには親の愛情と献身的なケアが必要。誰かの助けなしには何もできず、生きていくことすらできないでしょう。人間の赤ん坊はすべて未熟児であるという事が言えると思う。欧米でいうと9ヶ月、日本でいうと10ヶ月が脳が産道を通ることができるギリギリの大きさであるっていうのも聞いた事がある。未熟な状態で生まれてきて、大人になるのに十数年かかってしまうが、成人すれば子供の頃とは比べものにならないくらい様々な能力を身につける事となる。いってみれば、人間は可能性のカタマリの状態でこの世に生を受けるわけです。この話好き。





 さて小さな小さな赤ちゃんとはいえ立派な人間です。自分のことさえままならないのに、24時間体制で世話をしてあげないといけないっていうのは、本当に大変なことだと思う。1歳まではひたすら本能に従って泣くだけ。赤ちゃんって泣く理由によって泣き声が微妙に変わるようです。すごいね。母達にとっては赤ちゃんが何を望んでいるのかがわからないっていう事は、非常に大きなストレスになります。オムツも変えたおっぱいもあげた、でも泣き止まない、今は午前4時ってのはよく聞く話でしょう。それで夫は仕事ばかりで、2LDKのアパートには泣くだけの赤ん坊と疲れきったお母さん。よく聞く話でしょう。



  話を変えます。日本語を話す親を持つ子は当然日本語を話すようになり、アメリカ人の子は英語を話すようになります。言葉というのはコミュニケーションの手段の1つでしかありません。ろうの赤ん坊は人とコミュニケーションができないか?そんなことはありません。はなし言葉は使えませんが手話を使って自分が伝えたい事を他人に伝えることは可能です。人間は他人とのコミュニケーションなしに生きてゆくことはできない。私はどうしたいのか?どうして欲しいのか?言葉だけじゃなく様々な方法を使って人とコミュニケーションをしている。自分達でも気がつかない無意識の状態のコミュニケーションもたくさん僕達はしている。言葉は手段の1つ。さて赤ちゃんですが言葉を使い始める前にもああしたい、こうしたいという気持ちをもっております。



 母さんがやってくると、すごくやさしく安心したように微笑んで、父さんがやってくるとなにか一緒に遊んで欲しいと願うような期待したような笑顔をする。こういう風に表情の使い分けも実はかなり早い段階でしているわけです。伝えたいことが無いわけではなく、伝えたいことがたくさんあるけれども、言葉しか理解しない大人達に自分の欲求を正しく伝える手段をもたないという事です。一般的に考えるなら話し言葉を使えるようになって、ようやく正しく自分の意志を表わす事ができる。しかしそれを待つまで間、一体どれだけの赤ちゃんの意志を親達は気づかないで見過ごしてしまうのでしょうか?

 

 僕達がなにげなくとってる動作とか行動は、実はひじょうに複雑な動きの連続によって成り立っております。言葉を発音するだけでも舌の動かし方、唇の形、声帯の調整など非常に複雑な動きの組み合わせで成立します。赤ん坊にはまだこういう複雑な動作を組み合わせることはできない。少しづつ遊びながら獲得していくのです。1歳前後の赤ん坊では、音は発音できるが全く意味をなさない楠語という独り言をしゃべっている。これは音を出すための訓練みたいなもので意味はありません。言葉を覚え始めた赤ちゃんでも、すぐにべらべらとしゃべりだすわけではなく、非常に簡単な発音、言葉を話すようになるだけです。簡単な言葉だけれどもそれですごく喜んでくれるお父さん、お母さん。それをみるとさらに積極的には言葉を覚えようとするわけです。誰だって自分がしたことで誰かがすごく喜んでくれたら、とっても嬉しいでしょう。




タイトル: ベビーサイン―まだ話せない赤ちゃんと話す方法

著者: リンダ アクレドロ, スーザン グッドウィン, Linda P. Acredolo, Susan W. Goodwyn, たきざわ あき, 小沢 エリサ・ヒライ

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