入院したあと

なぜか
痛みも落ち着き
穏やかに経過

優しい伯母は
同室の人のお世話をしたり
私たちスタッフにも
労いの声をかけてくれる



主治医から

退院するなら今…と
本人も希望したので1ヶ月で退院


退院して1ヶ月


全身黄疸
浮腫
痛み   再入院

もうほとんど自分で動くのは厳しい
それでも介助をうけトイレには行く

痛みに対しては
医療用麻薬が始まった

トイレ以外は
ほとんど寝ている


病室にいき
声をかける
浮腫んだ足のマッサージ
食べたいものを持っていったが、ほとんど口にできない

氷を持っていき、小さく砕いて口に入れたら
笑って「ありがとう」と言ってくれた

それが
伯母の声を聞いた最後となった


翌日の早朝
夜勤をしていた友人から
「もうそろそろ呼吸が辛そう」
と連絡が来た

自転車で急いで走った

病室に入ったら
呼吸がもう止まりそう

数分後

長女夫婦、旦那さんの母、私たち家族に見守られ
伯母は旅立った


最期まで
周りに気を遣い、無理ひとつ言わず
本当に強い優しい人だった

本当にありがとう
おばちゃん

そう声をかけながら
私と私の長女と一緒に
エンゼルケア、退院の身支度をする

クレンジング
マッサージをして
専用のメイク道具でエンゼルメイクをする

黄疸が出ていたので
家族と相談して
黄疸を、カバーする色のファンデーションを使った

伯母が好んで着ていた洋服を着せた

穏やかで
優しい顔になった


辛い
悲しい
旅立ち


でも
家族のために
懸命に働き
どんなときも
人に思いやりをもって接することができたおばちゃん
人として
女性として素晴らしいと思う

ありがとう
おばちゃん