みなさま、いつもありがとうございます。


この闘病記は、当時を思い出しながらできるだけ詳しく書き記しています。



ー転院・5ー





息子に夕飯をあげていると、








医「お母さん、お待たせしました。


病状説明したいので、いいですか?

お父さんは来てますか?」








私「はい、0歳の娘もいるので、外の家族室にいます。」







医「せっかくですから、お父さんにもお話し聞いてもらいたいので、そちらに行きましょうか」




看護師さんに息子を頼み、病状説明のため病棟の外へ。

夫と娘も合流し、家族室とは違う部屋へ通されました。








医「改めまして、今回〇〇君の担当医師の〇〇です。
よろしくお願いいたします。


お母さん、〇〇君の母子手帳ってありますか?」





母子手帳を主治医に渡し、なにやら母子手帳をみながら色々とメモを取っていました。




医「新生児のころ、黄疸が出て光線療法とかそういうの受けた経緯とかはないですかね?」





私「黄疸は少し強かったみたいですが、治療はせず、普通に退院できました」






医「そうですか、わかりました。


症状を詳しくもう一度教えてください」




そう医師に言われたので、


  • 尿の色が烏龍茶のような濃さだった

  • 体の至る所の痒みがひどかった

  • 便の色が薄かった


ことを伝えました。



医「ありがとうございます。

まずは骨髄検査の結果ですが、血液の病気はなさそうですね。


で、血液検査の結果ですが、
4桁という数字は、正直すごい数字です。




この状態で、1番怖いのは肝不全という状態になってしまうこと。
〇〇君は重症だけれども、まだ肝不全の状態ではない。という状況になります。




次にCTですが、あちらの病院で数値がピークの時にCTを撮っていないので、CTでは判断が難しい状態です。

若干の腫れが確認できるので、おそらく最初はもっと腫れていたんではないか?と予想できます。推測でしかないのですが、画像上では肝炎の症状といえるかなと…。

脳のCTも撮っていますが、こちらは今のところ異常はありません。」



(もっと、細かくわかりやすく説明していただいていますが、簡潔にまとめています)






私「先生…


ネットでみただけなのですが…



ALTよりもASTが高いと、心疾患の可能性もあるとか…みたのですが」



(ネットで調べると、

急性肝炎だと、ASTよりもALTが高値の場合が多く、
ASTがALTよりも高値だと、心疾患などの病気の可能性がある。というようなことが書いてありました。


息子は

入院当時
AST 3694
ALT 1863

と、ASTの方が遥かに高かった。)







医「うん、おっしゃる通りです。



ALTはほとんど肝臓に存在するのですが、ASTは肝臓以外にも心臓や筋肉などにも存在するものです。



なので、休み明けの月曜日に心エコーをやります。



それと、肝臓の病気を探るのに最も確実な検査が肝生検です。

肝臓がどの程度影響を受けているかということもわかりますので、




こちらも、来週のどこかで行いたいと思っています。こちらの同意書も渡しておきますね。」




◆肝生検同意書↓







私「血液検査は土日もするのでしょうか?」





医「はい、PTが下がってしまうと怖いので、とりあえずは土日も検査はします。


肝不全になるかならないかは、正直わかりません。
肝不全になった時は専門的な治療が必要になります。



ただ、今の段階では
とにかくしっかり食べること。
肝臓は、唯一自分で修復する力を持っている臓器ですから、肝臓をよくするには肝臓にまずは働いてもらうことが重要なんですね



え?


食べることが治療なの?





私「食べてもいいんですね」






医「はい。肝臓はかなりのエネルギーをつかう臓器なんですね。
なので、食欲があり食べれるのなら、しっかり食べてもらうことが1番の治療になります。








そうだったんだ…。知らなかった…



食べることが肝臓を治すには1番の治療。






よかった…
幸い息子は食欲はある。










による治療が始まると思いきや、






実際に出されたのはK2シロップなどのビタミン剤数種類と、便を出させる為の座薬だけで、







あとはしっかり食べることが最善の治療だということを








最初に入院してから9日目で初めて知ったのでした。