　ガザニアが綺麗に咲きました

ニオイバンマツリも満開

私は、小学生の時から、一重まぶたであることに、かなりコンプレックスを持っていました。

5人家族の中で、一重まぶたは父と私だけ。すぐ下の弟なんて、クッキリ二重でくるりん長いまつ毛にマッチ棒が2本乗る。うらやましくてたまらなかった。

　子供には、整形して二重にする事なんて思いもつかなくて、他の方法もぜんぜん知らなくて、ただただ二重の人がうらやましかった。

まつ毛はそこそこ普通の長さなのに、一重のまぶたがかぶさって、まつ毛が奥に入り込んで短く見えるし。

　高校生になって、ちょっとおませさんになって、ビューラーを買いました。

まつ毛がくるりんとしたら、ちょっとは可愛くなるかな？と、単純に考えたけれどたいして変わらなかった。

二重にする、のり、みたいなのもいろいろ使ったけれど不自然でみっともないから、試すだけで、そのまま外には出なかった。

でも、ちゃんとボーイフレンドはできたし、証券会社の店頭営業課で、事務の方とは違う制服を着て接客もした。

　ずーっと一重のコンプレックスを持ったまま結婚もした。

　そして今、私は二重まぶたです。整形手術はしていません。

　50代になってから、何事にも人の目を気にしないことにして、好きな服を着て、髪にもメッシュ入れて、つけまつげまでつけてみたのです。さすがに、バチバチのロングはダメだと思って、ナチュラルな、短いタイプのを選んで毎日つけてたの。

つけまつげのつけ始めは下手だから手こずったけれど、慣れてくるとまぶたが一緒にくるんと上を向くようになって、気がついたらつけまつげ無しでも薄っすらまぶたに線が入るようになって、それがだんだん深くなって、コロナが流行りだした頃から自分のまつ毛だけで十分二重になりました。ビューラーでくるんして、マスカラを薄くぬって終わり。他は何もしてないけれどちゃんと二重をキープしてます。

もっと早くやっていたら、コンプレックスに悩まずに済んだかもと思うと残念な気がするけれど、まあいいか、です。

　なんでこんな事を書くか、

テレビで、整形手術をしたい学生さんがたくさんいると知ったから。中でも、二重の手術が多いそうです。

骨格が固まっていないのに整形するのは、ちょっと待った！と思うのですよ。骨格が成長したら整形したところが崩れることもあるとか。私達の青春時代と違って、化粧品も良くなっています。まずはそれを試してみてからでも遅くないなと、思ったのです。

もしかしたら、私みたいに整形しなくても二重になるかもしれません。

　ついでに、もう一つ、

私の瞳には模様があります。タレントのベッキーさんの瞳は綺麗な色のヒマワリ模様ですよね、私のは形は同じで色が無い。黒の濃淡だけの模様です。

それが、私には嫌だった。人と違う事が、これまたコンプレックスでした。高校生の時に、針で刺したら消えるかな、とまで思いつめたことがありました。怖くなって刺さなかったけど、バカだよね。

何がコンプレックスになるやら。

大人になって、恋人に見つめられて、瞳の中に綺麗な模様があるねって言われるようになるなんて、子供の私には想像もできなかった。とにかくみんなと同じが良かった。

私を取り上げた産婆ばあちゃんが、この子は、目千両だ、と、ずーっと言ってたのが、黒目が大きくて模様がある、この事だったみたいです。3才下の弟も6才下の弟も、この産婆ばあちゃんが取り上げたし、同級生もたくさんお世話になってるのだよ。

コンプレックスって、本人じゃないとわからないのよね。難しいよね。はたから見ればうらやましいことが、本人の苦痛だったりするからね。

そうそう、

私のビューラー、高校生の時に買った物を、ゴムだけ交換してずーっと使っています。45年以上。たぶん昔の物は作りがしっかりしてたのね。

いろいろ買ったけど、これが一番しっくりくるのです。

くだらないコンプレックスのお話です。