ナポリ人の奥様に7年間会えなかった理由。 | イタリアでモロッコごはん

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イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

ナポリ出身のA氏とは

本当に長いお付き合いで

ずっとお世話になりっぱなしなのだけど

 

彼の強烈な同じくナポリ出身の奥様R女史は

7年前にお食事に招いてもらって以来

ずっと会っていなかった。

 

 

 

A氏は、ナポリの大金持ちのお坊ちゃん。

R女史のお家も、お金に困ったことがない良家。

 

結婚してフィレンツェに移住してきて

素敵な庭付きのお家を購入し

男の子と女の子の2人の美男美女の子供に恵まれ

 

何不自由ない、まるで絵に描いたような

愛情溢れる素敵な家族だ。

 

 

 

美人なR女史は、美しさを武器に

かなりワガママ放題言っているけれど

R女史に惚れ込んでいるA氏が、なんでもハイハイと

彼女のワガママを聞いてあげている感じ。

 

 

 

もちろん今回のお食事も

突然思いついたかのように

R女史が、私達を招いてお魚食べに行きましょう!

と言ったのだろう。

 

 

何故なら、突然モロッコに行きたくなったから

私達のことを思い出しただけの話だ。

 

 

 

だけど、こんなワガママ放題のR女史だけど

今まで、本当に色々あったのだ。

 

 

 

私達が7年会わなかったのは

彼女に起こった事件が大変過ぎて

「会えなかった」というのが正しい。

 






 

 

それは、私達が招かれた7年前の夕食会の時には

すでに始まっていた。

 

 

当時17歳だった娘さんが

突然、よく転ぶようになったのだ。

 

 

なんで?

 

 

あまりにもよく転ぶものだから

病院に連れて行ったら

 

 

筋肉が萎縮していく

非常に珍しいタイプの病気が始まっていたのだ。

 

 

なんで、突然.....??

 

 

親族の中にもその病気の人、いないのに?

 

 

 

何も足りないものがない

幸せの絶頂だったこの美しい家族が

この時から、拭いようのない暗黒な不安に包まれてしまった。

 

 

 

つづく