新生児の股関節レントゲン | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

昨日、娘が撮ったレントゲンの結果は

通常9月20日から受け取り可能と書いてあった。



でも、2日後に整形外科の専門医に受診予定なので

至急結果を受け取りたい、とドクターに打診すると

では、明日取りに来て下さい、とのこと。



受け取り時間帯は正午〜18時まで。

またフィレンツェの果てから果てまで行かねばならない。



午前中はオンラインモロッコ料理教室で

パンを作り、昨日の疲れも余って

お片付け、昨日できなかった家の掃除をしたら

もうヘトヘト照れ




今すぐにでも

ベッドに倒れ込みたい衝動を抑えて

半分眠っている目のまま

身体だけ無理やり動かしてバス停へ。



車で行ったら、まんま居眠りしてしまうので

バスで寝ながら行くことにした。



医療通訳の仕事が無くても

3日連続病院通いはキツイな〜ショボーン



以前は病院の裏手に住んでいたから

ラクだったなぁ〜、とか思いながら。




しか〜し、小児科総合病院に着いたら

もっと昔の、辛かった記憶が蘇ってしまう光景がびっくり





私が娘のレントゲン結果を受け取りに行った

受付けの周りには、新生児を連れたマンマがいっぱい。



そうだ、その新生児の股関節レントゲン、

私の時代は、この小児科総合病院が

現在のカレッジ大学病院脇に総移転してくる前に

行ったの覚えているよ〜!


これまた行きにくい地区にあって

車を持っていなった私は

タクシーを呼びつけて行った記憶が…。



そして、そこで

同じく新生児を連れてきていた日本人ママがいて

なんと、帰る方面が一緒だからと

私を家まで送ってくれたのだラブ


あの時、今日みたいに新生児を抱えて

疲れた私を送って下さったスズキの車を

運転していた親切な日本人ママ、ありがとうございますピンクハート



いつまでもあの御恩は忘れません。

だけど、その後一度もお会いすることがなかったのね〜。


風の噂で、友人の友人だと聞いたけれど

行動範囲が違い過ぎて

子供は同い年なハズなのに

全くバッティングせずぐすん




その後も私の大学の研修で

2ヶ月間も遠く離れた小児科総合病院に通わされ

その年を最後に移転が決まり

その頃住んでいた自宅の脇に

広大な敷地を構えて大掛かりな引っ越しが行われたのだ。



想像してみて頂きたい。

そこにはNICUに入院中の重症の赤ちゃんもいたのだ。

移動が辛い癌患者の子供達も。


その子達を連れて、何台もの救急車と

タクシーが行き来した

病院丸ごと総引っ越しは

それはそれは大変なものだった。



以前の窮屈な敷地から

広大な敷地に移れたのは良いけれど

この病院、とにかく広くてムダに歩かされる。








病人は、歩くのさえ辛いという
身体的、精神的ハンディを
全く無視した恐ろしく長い廊下ポーン


建築家は、病人の事など
全く考えずに自由に図面を描いた模様。


健康体の私でさえ長く感じる
病院入り口から受付を済ませ
診察室にたどり着くまで最低でも
15分は掛かる長い長い道のりえーん


イタリア全土、もしくはアラブ諸国など
世界から患者さんが来るには
相応しい立派さだけれど

見た目だけじゃなくて
誰がどんな状態で来るのかを考えたら
絶対にあり得ない病院の姿でありますニヤニヤ