忘れえぬ女(わすれえぬひと)-ついに観ました
どれだけを付けても切りがない
本でこの絵を見て以来、ずっとずっと生で見たいと思っていたのがやっと実現しました
ロシアの画家であり美術評論家でもあったイワン・コニライヴィッチ・クラムスコイの絵です。
東京 Bunkamuraであった展覧会「国立トレチャコフ美術館展 忘れえぬロシア」
の目玉作品でした
忘れえぬロシア-「忘れえぬ女」から来ているのは、間違いなし
英語だと「An unknown lady」=「見知らぬ女」ですけど、日本語では「忘れえぬ女」というタイトルで知られています。
「見知らぬ女」よりずっといいね
元々行く気だった展覧会、とあるご縁で知り合った人から頂いた招待券で行くことができました。
一度会っただけなのに、わざわざ招待券を取り寄せて、しかも郵送で送って頂けるとは。
本当にありがとうございます
目玉作品なので、よくあるように仰々しい扱いをされているのかと思っていたら、他にも絵が飾られた広めの部屋の奥の壁に、さらりと飾られていました。
部屋の中心には椅子があり、座ってゆっくり観られるんです
天気が悪かったせいか、夜6時半過ぎという遅い時間に行ったせいか、人が少なくてラッキー
この絵の前では、止まって動かない人、右から左から、近くから少し離れてからと色んな角度から見る人、展覧会全体を一通り観てから戻ってくる人、椅子に座って観る人、など様々な人がいっぱい。
私も、同じこと全部やってしまいました
しかも、一緒に行くはずだった友人が来られなくなってしまったので、一度出てから、もう一枚のチケットを使って再入場
二度目の入場では、忘れえぬ女だけしか観てなかったかも。
素晴らしい絵を見てすっかり心が潤ったせいか、帰り道では月が雨夜の靄と、雲に見え隠れする幻想的な風景が目に入ってきて、思わず公園で立ち止まって堪能しちゃいました。
頭に、音楽まで浮かんできましたよ
足元には、雨でも健気な花が-
今もまだあの絵の余韻に浸ってます