しばらくぶりに受験のお話を。

以前のものと内容はかぶりますが、改めて勉強しない子供への心持ち、みたいなものをもう一度分析してみました。またグダグダですが。

 

 

まず自分が受験をした頃とは大きく情勢も異なり動いていますが、私は自分の体験から

「まずは第1志望は御三家狙い、ダメだったらその下でついてくる(第1ではなく第2がとか前に書いたのはこういう思考です)」と考えていたので、まず娘には御三家についてその気にさせました。これが3年生。

しかし早々に勉強足りない娘にこれは無理と悟り、4年生には第2志望くらいを第1志望にして、と徐々に下の方にシフトさせていく形になりました。で結果としては、中堅校におさまったわけです。

 

 

1日10時間やれば、おそらく娘でもそこそこ上位校にいけると思います。地頭はともかく、やはり努力によって人間よほど素質がないとかでなければある程度は伸びるからです。しかし、まずはその10時間やれるかやれないか、というのがまずは才能であるのだと思います。

 

そもそも「個人が可能な努力の限界ギリギリ」に子供を攻めている、それが中受です。

なので「もっとがんばれ」というセリフは無意味であり、例えば1日1時間しか勉強できない子がいたとしても、それがその子の今の時点の最大限の力なのであって、周りは○時間やってるのに、という比較自体も無意味なのです。比べるのは周りではなく自分自身というのは、某学校の校長先生がおっしゃっていましたが本当にその通りだと思います。

 

私がどんなに訓練しても50メートル8秒を切ることができなかったように、娘も頑張っても1日5時間ほどの勉強が彼女の最大限だった。

なので、「こんなにも家でゴロゴロしていて勉強ほとんどしてない頑張っていない」「成績が伸びないのサボっているから」「上の学校に行けなかったのは努力が足りなかったから」と思うのは間違っているのですよね。
 

なんでもうちょっと努力できないの?と思ったときには、これがこの子の現在の限界値の姿なのだということは、心では納得できなくとも、頭のすみっこには残しておいた方がいいと思います。

 

 

ただ、その努力=勉強時間を伸ばす、ということは、ある程度改善できると思うのですね。

というわけで以前のことの繰り返しにはなりますが、対策めいたことを個人意見として申し上げてみます。

対策。それが個別であり、塾の自習室であり、友人関係であり、そして時期であります。

 

個別の力は絶大です。ですがうちの失敗をみるに時期も関わってきますので万能ではございません。個別に入れても勉強しないのであれば、まだそれはその子の時期ではないのです。もし6年生前であれば早々に一度休室して、本人の元気玉ことやる気が溜まってきたあたりで再度ぶち込むのが一番お金的にも精神的にもいいです。個別までサボったり愚痴られたりするとまじで親のライフはゼロになります。

 

塾の自習室もよいです。どうせ勉強しないなら、せめて目が届かないところにいってくれた方がメンタル的に楽です。そこで昼寝してようが友達と喋って先生に怒られてようが、自宅でゲームや昼寝などして我がマグマを収めることに必死になるくらいなら、割り切って親も自分の時間を持っておく方がいいですし、個別を併用しているなら、その進捗も含めてもう自分は見ないくらいにした方がよいです。

塾のお友達で自習室に誘って一緒に行く子ができたりすると、親の負担はマックスまで軽減します。とにかく家で勉強できない子供は、内容によらず外に追い出すべく親は努力をすることをお勧めします(勉強をさせる努力ではない)。

 

 

お勉強しないいうこと聞かない子供に対して親がやれることは、6年までは気分転換に学校説明会や見学、文化祭に連れ出すこと。6年秋以降であれば、志望校データを集めて絞り込みを行い、過去問を購入しプリントしておくこと、過去問点数一覧表を作り貼っておくこと、そして送迎と弁当くらいでしょうか。

 

あたし奴隷?みたいな気分になることもありますが、合格を得たときは奴隷だろうがアッシーだろうが飯炊き女だろうが自分の不遇も報われた!という気持ちで親子で喜びあうことになりますので、割り切って尽くしきることをおすすめします。