晴れたり晴れなかったりの日々。


相変わらず、
雲はどんよりしているけど、
遠くにさしてる太陽の光が
かえって、神々しい。



「ねぇ、ちょっとうちに来てみて!」




階下の人に誘われるがまま、

スリッパのまま、

下の階に向かう。


履き替えようと思ったのだけど、

「そのままでもいいわ。家の中に居るみたいなもんだし。」


そういえば、

前に同居してた事のある86歳なるおばあちゃんも、

外に出るときには、

バリバリにお洒落をするのに、

下階にある郵便物を取りに行ったり、

上がったブレーカーを戻しに分電盤のあるところに行くのに、

ほぼ、

寝巻きの状態で出ていく姿を

何度か見かけた事があったのだけど、

イタリア人の

「内」と「外」の判別が

今ひとつ、

よくわからない。


「どうぞ、どうぞ、中に入って!」


躊躇なく、

お宅にお邪魔させてくれるのも

凄いことだけど

イタリア人のお宅は、

本当に綺麗だ。


言ってみれば、多分、

同年代か、少し上くらいのカップルのその家は、

モダンではあるのだけど、

よく見ると

そのしつらえには、

ちゃんとお金をかけているのが

充分わかる。


人生の一時であるけれど

「建築」の世界をかじった自分にとって

いつも思うのは、

一般のイタリア人の

空間コーディネーター力が

インテリア雑誌顔負け…の時があることだ。


うわぁ…


夢うつつな気持ちになりながらいると

「ほら、ここ!それから、ここにも。」


矢継ぎ早に見せてくれる壁からは、

水が染み込んで、

塗装がハゲかかっていたり、

カビが生えかかっていたり。


見せていただいた家は、

直下階ではなく、

お隣さんの家の真下であるけれども、

やっぱり、

テラス問題に関わっている。


「5年前に大掛かりな工事をやったから、全く問題ないですよ!」


最初に、このテラス問題が発覚した時に

やってきた、このアパートの建築担当である測量士が

いつだったか、そう言っていた。


「下階に問題がない場合、テラス工事は、お宅の全額負担です。」


そうも言っていた。


いや、

大ありじゃあ、ないですか!!!


もう、

今はもはや、

この測量士とアパート管理者が

昔の時代劇による

「ヘッヘッへ、お主も、悪よのう〜」

っていうのにしか、

見えなくなってきた…のであった。






⬇︎今日もありがとう!






最後までお付き合い、どうもありがとうございます。