年始早々の郵便局には、

まだ人っ子ひとりおらず、

番号札をとると、

すぐに

'ピンポーン'と

呼び出し音が鳴った。


誰もいないけど、

そんな時に限って、

あんまり仕事をする気になれないのは、

イタリア人でなくても、

気持ちはわかる。


まして、

海外への郵送手続きは、

いろいろと

面倒臭い。


そんなのが、

ありありとわかる顔で

迎えられた。


仕事はできるが、

相変わらず、

不愛想な

金髪のおばちゃんである。


こっちも

仏頂面をしたのでは、

年始早々

面白くない...

と思い、

送る荷物をカウンターに置きながら、

「ぶぉんなんの〜〜!」

と言ってしまった。


ちゃんと

大人の「おめでとう!」

と言うつもりだった私だが

ついつい

子供みたいなトーンで、

「良いお年を〜!」

みたいな感じで

言ってしまったのである。


カウンターが

私の身長にしては、

ちょいと高いことも手伝って、

なんだか

非常に滑稽な気がした...のか、

金髪のおばちゃんは、

ついつい

吹き出してしまった。


結局、

そんなことが

功を奏し、

手続きはすんなりと行き、

最後は笑顔で

「さようなら!」。


普段、

笑わない人が

笑ってくれるのは、

密かに嬉しい私は、

自分が滑稽だったにもかかわらず、

そんなことは

どうでもよくなってしまった

新年早々の

出来事である。



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⬇︎ おひとつ、グラッツェ〜





最後までお付き合い、どうもありがとうございます。