BARで...




仕事に入る10分前、

いつものBARに立ち寄って、

駆け付け一杯ならぬ、

一杯のコーヒーを飲む。



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カウンターの隣には、

かなりの歳を召した方が

大きな器で、

コーヒーを嗜んでいた。


年齢からいって、

80も半ばを過ぎていることだろう。


ブルブルと震える手を抑えるように、

丁寧に

コーヒーカップを持ちながら、

ゆっくりと

その口に運ばれていく様子を見ながら、

なぜか、

今は亡き、お婆ちゃんを思い出した。


老若男女を問わずに

いつでも楽しめる、

イタリアのBARは

私の大好きな場所である。


犬も歩けば...

というくらいに存在するから、

一度行って、気に入らなければ、

他に行けばいい。


何回か足を運ぶようになると、

「今日は、これから仕事かい?」

なんて、

声をかけてくれたりする。

なんとも家族的で、

そんなところが、

私の気に入るところである。


そして、このお婆ちゃんのように、

年老いて、

1人になっても、

こうして

天気のいい日には、

一杯のコーヒーを飲みに

やってこれる場所。


日本に、あったかなぁ...


そんなふうに思う。


年老いて、

みんなとのコミュニケーションの場が

病院の待合室って、

なんだか

とっても寂しい。


若い人も、

歳を召した方も

同じように楽しめる場所があって、

そういう人たちが、

分け隔てなく

同じ時間を共有できることって

素敵だし、

何より

自分も確実に

歳をとっていくのだから、

いつまでも、

若い時と同じように

楽しめる場所があったらいいよな...

と、

そういえば、

自分のお婆ちゃんの晩年のころは、

家にこもっていたことを

ふと、寂しく思い出したわけである。







⬇︎  なかなか素敵...





最後までお付き合い、どうもありがとうございます。
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