母が亡くなって3年目。

 

あっという間のような、もう遠い昔の出来事のような。

 

母が亡くなる前、私と母の親子としての関係は完全に破綻していた。

小さいルーキーがいるのに私がCAを続けたいがために無理やり同居していたけど、たぶん子育てに適した環境ではなかったと思う。

 

手の施しようのない末期癌とわかった後、私は自宅で面倒は見れないと母にはっきり言ったし、母も看取りの病院に入ることを了承した。

 

最後の病院に入ってから母はほとんど食事を摂らなくなった。

私は毎日のように病院に通ってはいたけれど、持って行ったアイスやフルーツは全然減っていなくて、母とあんまり長く話もしなかった。

「痛みが強くなるからあまり食べたくない」って言ってたけど、もしかして母は私やルーキーの負担を減らすために自ら死に向かって駆け足で向かっていたのではないかと、今になって思うことがある。

 

そんな人生が母にとって幸せだったのだろうか。

今私があれこれ考えたところで正解はわからない。

でも、病院から帰る時に一度だけ私を呼び止めて、「お母さんはとっても幸せだよ」と言ってくれた母の言葉を私は信じたい。

そして私と母の破綻した家族関係をしっかり受け止めて、ルーキーがこんな思いをすることがないよう向き合っていこうと思う。