"もっと楽に自分を生きる" をサポート しています。
カウンセラー の和田 優子です。
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「ちゃんとしなきゃ」
「もっとしっかりしなきゃ」
そんな曖昧な言葉を、
自分への反省や励ましとして使っていませんか?
一見すると前向きな言葉に思えますが、
これらはとても“曖昧”です。
何をどう「ちゃんと」するのか、
基準がはっきりしていないままだと
自分を追い込んでしまうことがあります。
◉ 「ちゃんと」はどこまでいけば“ちゃんと”なのか
「ちゃんとした人」という言葉には、
・しっかりしている
・堂々としている
・立派である
・まともである
など、さまざまな意味が含まれています。
(一般的な用法より)
でも、この基準は人によって全く違います。
自分が思う“ちゃんと”と、
他人の“ちゃんと”は一致しません。
◉ 曖昧な言葉を使うと、心が無意識に疲れていく
「ちゃんとしなきゃ」
「もっと頑張らないと」
「しっかりしないと」
こういった曖昧で抽象的な言葉を
自分に向け続けると、
・いつまで経ってもゴールにたどり着かない
・他人と比べたり、自分に厳しくなる
・“できていない自分”を責めてしまう
という状態に陥りやすくなります。
曖昧な言葉は、
足りない自分ばかりを意識させてしまいます。
◉ 曖昧な言葉をやめるコツは「具体化」
自分を苦しめないために大切なのは、
「具体的には?」と自分に問う習慣 です。
たとえば、
「ちゃんとしなきゃ」
→ 何を?どの場面で?どの程度?
「もっとしっかりしたい」
→ どんな状態なら“しっかりしている”と言える?
「頑張らないと」
→ どの作業を?いつまでに?どのくらい?
こうやって言葉を具体化すると、
頭も心も整理され、
必要以上に自分を頑張らせたり、
追い詰めてしまうことを回避することができます。
◉ とくに真面目で優しい人ほど、曖昧な言葉に縛られやすい
真面目で、他人を優先しがちな人ほど、
・自分に厳しい
・責任感が強い
・「迷惑をかけたくない」という気持ちが強い
そんな傾向があります。
だからこそ、
「ちゃんと」「もっと」「しっかり」
といった曖昧な言葉を使うと、
自分を過剰に追い込んでしまうことが多いのでは
ないでしょうか。
◉ おわりに:言葉が変われば、心の負担も変わる
曖昧な言葉で自分を頑張らせるのではなく、
「具体的にどうしたいか」を言葉にすること。
それだけで、反省の仕方も、頑張り方も、
ずっと優しいものに変わります。
自分を追い込むためではなく、
自分を大切にするための言葉選び を
していきたいですね。
最後まで読んでいただき、
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