ここのところ、毎日のように流れてくる卒業発表のニュース。

 

48Gでは、昨日の北川綾巴(SKE48)までで

今年に入ってから47名とか。(某サイトによる集計)

 

その内訳。

AKB13名(うちチーム8が7名)、SKE10名、

NMB6名、HKT5名、NGT7名、STU6名。

 

グループアイドルにとって卒業は不可避のものだし、

アイドルをやりきって、次の目標に進む門出と言えるメンバーも多い。

 

でも、昨年が1年間で45名だったことを思えば、異常なペース。

そして、研究生をはじめ、年齢的に「これから」というメンバーが

次々とグループを離れているという肌感覚。

 

NGTの「あの問題」のせいかどうかは、分からない。

 

でも、それでメディアで袋だたきにされ、世論を敵に回し、

運営は半年経っても何ら有効な対応策を打ち出せず、

事態が収束に向かう気配のない中、

この傾向が止まったり、反転したりしそうにはしない。

 

さて。

 

6月30日にNMB48を卒業した、あいちゃ。

 

 

ドラフト3期生としてNMB48に加入して、

お披露目から卒業まで、活動期間はわずか1年3か月。

 

もちろん、期間がすべてではないし、

アイドルとしての「潮時」は、人それぞれ。

 

でも、彼女の場合は、卒業発表時のコメントからも、

明らかに、不本意なタイミングでの幕引き。

 

そして、真偽のほどは定かではないけど、

その背景には、NGTの事件が関係あるとか、ないとか、、、

 

劇場公演では、あいちゃとは縁がなかった。

4度入った「夢逃げ」公演で、あいちゃがいたのは1度だけ。

 

その公演(今年1月)のオールメンバーレビューで、

ボクは、あいちゃのことをこんなふうに書いた。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

年末の「ドル明け」(ちっひー生誕)でも思ったけど、

なかなかガッツのありそうな表情と所作。

 

「ナターシャ」で経験を積んでいるせいか、

力強いダンス曲ではしっかりと主張できていた。

 

MCでは的確なガヤで盛り上げていたし、

(こういうメンバーは貴重)

これから存在感が出てくるんじゃないかな。

・・・・・・・・・・・・・・・

 

そう、ほんとうにこれからが楽しみだった。

 

研究生の中では、お姉さん格。

そして、わが軍では貴重な「かしこ」メン。

折り目正しくて、一生懸命なパフォーマンス。

 

フロントに立つキャラではないかもだけど、

次代のNMB48を支えるメンバーのひとりに

間違いなく、なってくれていたはず。

 

そのポテンシャルを発揮する前に

有為な人材が失われてしまった。

 

そして、その原因が、

我々ファンにあるというのが、とてつもなく悲しい、、、

 

劇場ではあんまり会えなかったけど、

握手実績は、ドラフト3期では最多の3回。

 

すべて全握なので、ほんの数秒のやり取りばかりだったけど、

ポンポンと短文で言葉が返ってきて、小気味よかった印象がある。

 

卒業公演で、あいちゃが選んだ最後の1曲は、「そばかすのキス」。

 

「ドル明け」は、初めて出た公演だから思い出深いとしても、

その中から、この曲をチョイスしたところにグッときた。

 

終始、笑顔が弾ける曲なんだけど詞が切なくて、

サビは、メンバーがアイコンタクトしながら、大きくバイバイをするような振り。

 

歴代のチームMが幾多の名シーンを残したこの曲で

アイドル人生にピリオドを打つのが、

ドラフトでチームMに指名されたあいちゃの

一つのけじめだったのかな、なんて考えた。

 

卒業セレモニーのスピーチで、

卒業に至ったいきさつに一切触れなかったどころか

匂わせることさえしなかった潔さ。

 

そのおかげで、決して明るいものではなかったはずの卒業が

なにか、前向きなことのように受け止められた。

 

ほんとは、もっとアイドルを続けたかったろうし、

続けていれば、どんな花を咲かせてくれたろう。

 

そう思うととても残念だけれど、

次のステージに進む決心をしたあいちゃには、

やはり、この言葉を贈るべきなんだろうな。

 

あいちゃ、卒業おめでとう。

1年半で蓄えたエネルギーを

次のステージでは、思い切り爆発させてね。

 

 

ちっひーのこと、慕ってくれてありがとう。

これからもずっと仲良しでいてね!