日本ではなかなか味わえない1つの社会にいろんな人種、いろんな宗教、いろんな母国語、いろんなバックグラウンドの人たちがいるアメリカ。

こういう多様性に対応するってすごく難しいと思うんですよ。

最近はこういうトラディッショナルな多様性に比べて性別の多様性も出てきたし。

性別の多様性もさ、男性に見える女性なのか、女性に見える男性なのか(外観と心が一致しないタイプ。でも男女どちらかで自分を表す)、はたまた男性でも女性でもない第3またはそういうくくりにとらわれたくないタイプなのか、そういう部分も出てきたわけです。

このアメリカって国、本当にいろんな多様性にあふれ、かつ歴史的背景にもいろんなことが関わっているので日本に住んでいると気にしたこともないこと、経験したこともないこと、配慮したこともないことが日常的に起こるんです。

 

例えば会社のマーケティンググループ。

会社のポスターやカタログに男女・年齢のみならず、いい感じの割合にいろんな人種の人たちを載せる配慮をする必要があります。

日本ならほとんど日本人だから気にしたことないだろうけど、アメリカで会社のトレーニングを受けていといろんな人種、いろんな国の名前の人が出てきます。こんなふうに偏らないようにいろんな人たちを登場をさせたり、こんなの日本だとあんまり気にしないよね。

 

この前、出張に行ってきました。

ウチの会社の営業のおっさん。彼は白人、ゴリゴリのアメリカ人です。シーフード嫌いで、もっぱら食べるのは肉。

日本人が思う典型的なアメリカ人と言えばわかりやすいですかね。

 

出張先で会ったのはウチのお客さん。

3人のうち、2人は白人。一人はかなりの肥満。もう一人はやせ型。

最後の一人はバングラディッシュ系アメリカ人。イスラム教。

 

そして私。

 

この5人で3日間行動したのですが、ウチの営業は肉LOVE。白人の肥満気味の人は健康にちょっと気を付けたいタイプなので塩分に気を使いたいタイプ。やせ型のおじさんはなんでも食べるタイプ。そしてイスラム教の彼は宗教柄、食べ物に気を付けなければいけない。

そして場所はテネシーのメンフィス。

 

この3人で3日間、レストラン探しに必死でした。

1日目の夜は典型的なレストランに行き、そういうところだと肉料理・魚料理もあるんですよ。

でもランチになると困るわけです。ファーストフードに行きたくない肥満のおじさん。肉を避けなければならないイスラム教のおじさん。

移民の多い地域にいくといろんなものがあるんですが、なんせテネシー州はメンフィスの外れであるのはメンフィス名物BBQ(肉を甘いスパイスやたれでスモークしたもの)やアメリカンフードばかり。

営業のおっさんはテネシー名物のBBQを食べたい、でもハラル肉しか食べられない人がいる!!!

そこでなんでも食べる別のオッサンが

 

お前らラッキーだな。ラマダンのときは日が落ちるまで夕飯に行けないんだよ。

 

だってさ。

アメリカのレストランはベジタリアン・ビーガンなんかにも配慮されたメニューがあったりものすごくいろいろなものに対応していてすごいと思う。

結局今回はハラル肉のブラジリアンステーキハウス(サラダ―バーあり)に行って、肉好きもイスラム教の方も健康に気を付けないといけない方もみんなでおいしく食べることができました☆

 

ブログの写真は、アメリカの多様性あるお寿司☆

日本の握り寿司に加え、アメリカ独特のロール寿司。これもこれで、おいしいんだ!