冬眠したいです

泣きたくても泣けない
心から笑ってない
そんな毎日

冬眠して
時間が経って
思い出箱にフタをしたいです

去年の今頃は
星がチカチカ瞬いていて
夜空がドーム型の様な
そんな場所にある人と暮らしてました

色々とあって
その人とは別れることに

いい思い出も
辛かった思いも
全部
思い出にフタをしたいです

辛いです

最後に別れを決めたのは
私でした

戻りたいではなくて
楽しかったこと
幸せだったこと

あの時
こうしていれば
ああしていればと

自分から
違う人生を歩むと決めたのに
思い出がまだ鮮明で
苦しいです

愛してました

彼は
深く大きな寂しさを抱え
愛される事を求め
不安が消えなくて
それが私には大き過ぎて
応えられなかった

私は
平穏な日々を選びました

でも愛しさ恋しさが
残っています

冬眠して
時間が経ってほしい

お互いが
それぞれの人生を
あの交差点を
別々に歩いてよかったと
思える日が来ることを信じて