今日は、隅田川沿いに向かってみる。まずは新大橋を渡る。新大橋というので新しいものかと思うと、元禄6年隅田川3番目の橋としてかけられたとある。明治、昭和と架け替えられ、昔の橋は、明治村に移築したともある。深川の発展に貢献した大事な橋だったのだ。





橋を渡ると中央区で、急にオフィスビルが目につくようになる。水天宮に向かう。コンクリートの二階建てビルのようなところに入り口があり、階段をL字に曲がっていくと社がある。お参りする人が並んでいて、案外人気のようだ、ちょっと現代風なのが気になるがお参りする。





次に渡ったのが、清洲橋。ドイツのケルンのライン川の吊り橋をモデルにしたとあって看板のところから見るといちばん美しいとある。写真どうでしょうか。ライン川の橋を、見た人がここに架けてみたいと思ったからなのか、ドイツのライン川を思い浮かべてみる。





このケルンの眺めの場所に行くには万年橋を渡らないと行けないわけで、隅田川の支流の小名木川に架かる橋を渡る。昔は、ここに番所があり川船で川を渡る人と荷物を検査したようです。江戸への入り口として大事な場所だったとは。何となく渡ってしまうような橋にも重みを感じます。橋の名前と通りの名前が同じ所が多く、やっぱり橋ができて道もできるからなのだろうか。





この間行った深川芭蕉庵跡の側の遊歩道を通って新大橋へと戻って行くことに。途中に芭蕉の句碑が次々にあって、川は悠然と流れている。芭蕉も歩いたであろう川べりを、風を受けながらゆったりと歩くのは心地よい。川と橋と夕日のコラボも素敵だろうなと想像しながら。

あっという間の散策だったけど、江戸情緒も感じられて良いひとときを過ごすことができた。また来よう。