冬を感じる短歌・俳句(3) 寒さの中で感じるあたたかさ | 吉田裕子(塾講師)の国語エッセー | 古典(古文・漢文)・近現代文学・歌舞伎・狂言

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”国語を学ぶことで、感受性と対話力を磨いたら、人生はもっと楽しい。”という思いのもと、ブログや書籍で情報を発信する他、定期的に「大人向け古典講座」を開催しています。予備校・高校・カルチャースクールの講師、ライター。


テーマ:
吉田裕子(塾講師)の老人ホーム朗読講座


三鷹の老人ホームで、古典朗読教室を開催しています。


毎回、デイサービスの利用者さんや入居者さん、
10人から15人くらいにご参加いただき、
和歌や短歌、俳句を朗読して楽しんでいますニコニコ

できるだけ、季節感のある短歌・俳句をお持ちするようにしており、
本日も、冬にまつわる作品をお持ちしました雪




そのあたり ほのとぬくしや 寒ぼたん (高浜虚子)


冬、外を歩いていると、
寒さがからだにこたえますが、
そんなとき、寒牡丹の花が目に飛び込んでくると、
ふと気持ちがなごむものです。

庭園や寺社などでは、
雪囲いがほどこされた寒牡丹が多いですが、
それを見ると、丹念に、慈しんで育ててきた人の顔が浮かびます。

その、手間隙をかけた愛情も、
寒牡丹にただよう「ぬくさ」につながっているのかもしれません。






梅一輪 一輪ほどの 暖かさ (服部嵐雪)

こちらは、冬から春に向かう時季の一句です。

まだまだ寒さの厳しい中、
梅の枝には、つぼみがふくらんできました。
もう咲くのかな、もう咲くのかな、と見守っていたら、
ようやく、一輪、花が開きました。

冬から春へと季節がうつる兆し、
それを伝える、
梅一輪の暖かさです。






他にも、

「山里は 冬ぞ寂しさ まさりける 人目も草も かれぬと思へば」(源宗于朝臣)

「いくたびも 雪の深さを 尋ねけり」(正岡子規)

「君がため 春の野に出でて 若菜摘む 我が衣手に 雪は降りつつ」(光孝天皇)

をご紹介し、最後は皆で、
「雪やこんこ」の歌を唄いました音譜

私自身も楽しい40分間でしたニコニコ


ちなみに、先月ご紹介した冬の短歌・俳句もブログでご紹介していますニコニコ

>> 冬を感じる短歌・俳句(1) 子どもにちなんだ作

>> 冬を感じる短歌・俳句(2) 冬木立、与謝蕪村の発見


★ホームページはこちら日常の気づきのブログもあります
★次回の大人向け古典講座は、2/16(土)今こそ読みたい福澤諭吉『学問のすゝめ』です


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