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昨日は父の日。




何をプレゼントしましたか?

何か特別なこと、しましたか?



20年以上この儀式を続けていると、

さすがにネタ切れになっている感があるよね。



でも父のことだからきっと、

何をあげても喜んでくれるだろうし、

覚えてくれただけでありがとうと言ってくれるはず。



去年の反省を生かして、

今年はビールはやめた。







生まれて初めて体験した陶芸で、

父を思い浮かべながら作ったタバコの灰皿。




禁煙してほしい思いがある反面、

ちっちゃい頃から父のタバコを吸う姿を見て育ってきたから、

そのイメージは強いし、

タバコを吸う男性はカッコいいと思えたりするのもそのせいだろう。



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最近友人の結婚式に出席する機会が増え、


ふと思う。






いつか私が結婚する時、




父は何を想い、どんなスピーチをするのだろう。






まさかハナパパのように、お茶目な言動はしてくれないだろうな。








思えば幼い頃から、



無口で厳格な父親とは、



ほとんど二人きりで話すこともなかった。






学生時代、いわゆる反抗期に、



私が門限を破ったり、勝手なことをすれば、




父は直接私を叱ることなく、



必ず母を通して、だった。




全部母に言わせていた。






絵に描いたような、



典型的な亭主関白だ。









そんな父も、


酔っ払うとまるで人が変わる。




陽気になり、饒舌になり、顔がゆるんで、調子よくなる。






私もお酒が飲める歳になって、


何度か飲みの場に連れて行ってもらったことがある。






会社の部下や、行き着けの飲み屋のママさん、



父を取り巻くいろんな人達から、



その時初めて、



私の父の話を聞いて、





今まで好きじゃなかった父のことが



すごくかけがえのないものに思えた。







それから就職し、実家を離れ、



祖父の告別式で久々に再会した。






白髪交じりになっていた父を見て、



なぜか泣きそうになった。









親不孝者の27歳の私が、



これからできる親孝行って何だろう。





大手企業に再就職すること?


結婚して、子供の顔を見せること?


家をプレゼントすること?





父があと25年近く生きてくれるとして、


それでも年1回実家に帰って会うとしたら、


たったの25回しか親孝行ができないことになる。





今、何より、


娘の元気な顔を見せることが、


最大の親孝行なのかもしれない。




だから来月実家に帰ろう。






ちなみに、せっかく父のために作った灰皿は、


「もったいなくて汚せない」



という理由で、食器として使われているそう・・・。








お父さん、いつもありがとう。


これからも末永くよろしくね。









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