ブログネタ:もう一度会いたいアノ人
参加中もう一度会いたい人、、、何人かいるけど
Ⅰ・居場所は分かっている
Ⅱ・居場所が分からない
の違いは大きいと思う。
私の1番会いたい人、
居場所が分からないけど、お礼を言いたい人がいる。
昔バイト先で、私が音大生だと教えたら
『これから先、もし、人前で演奏する機会があるなら、
その時は、お客様の食事の手を止めるような演奏を
出来る様になりなさいよ』
と優しくアドバイスをくださった人。
彼は神戸でジャズ喫茶を経営されていて
いろんなミュージシャンを見てきたからこそ
言える言葉や、感じる何かを
さりげなく私に教えてくれた。
その時、私は18歳
音楽の事より、他に楽しい事が周りにあると知って
とにかく自分の世界を広げる為に、
寝る間もおしんで遊びまわってた。
そんな事も彼に言わせると
『いろんな経験は大切だよ』
と、すべて音楽に繋げてしまう。
その当時は
「へぇ~、そうだね~」
くらいの返事しかしてなかったと思う。
まだ音楽の深さや、楽しみを解ってなかった証拠。
今になって思えば、あの時のアドバイスが
とても有り難く、時々頭をよぎる。
大学を卒業して、自分でピアノ教室を始め、
依頼があったら人前での演奏を重ねてきた。
そうやって活動し始めてから3年ほど経った頃、
呉服屋さんの新年会で演奏をした時、
100人以上のお客さんが、手を止めて聴いてくださった。
たまたま料理がBBQで、ガヤガヤとした宴会場の中、
みんながお肉を焼く手を止め、お箸を置き、
喋るのも止めた。
そして、全員の顔が、目がこっちを向いているのが判る。
演奏中は、この空気を壊さないように・・・とだけ願い、
最後に拍手をもらったときは鳥肌が立った。
今でも思い出す心地良い感覚。
その後、ファミリーコンサートを開いたり、
発表会で講師演奏をしたり、
いろんなところで演奏する機会を与えてもらってる。
でもその都度、改めて彼の言葉を思い出す。
『手を、口を、止める様な演奏をしなさいよ』
ちゃんと覚えてるよ。
そう出来るように頑張ってるよ。
まだまだだけどね。
ずっと前、神戸まで会いに行ったら
「もうここにはいらっしゃいません」
と言われ、二度と会えない人になってしまった。
きっと私のことなんて覚えてもらってないはず。
でも、会えることならもう一度会って
ちゃんとお礼が言いたいな。