昨日の続きです。

読まれていない方は、その1からご一読ください。


配給に関しては、おにぎりと菓子パンが多く、

最初は炊き出しでお味噌汁やおひたし等出していましたが、

最後の方はありませんでした。

災害時から泊まっていた、地域包括の職員さんのお話によると、

震災から1週間くらいは、一日おにぎり1個とパン1個という生活だったそうです。

なので、その時に比べれば大分良くなっていましたが、

避難所でのニーズは日々変わっているんだと実感しました。


全部の避難所がそうではないと思いますが、

1週間で環境は変化しています。


物資も最初と現在では必要なものが少しずつ変化があるのと思うのです。


このブログを偶然見つけた方も、

元から読んでいる方も、

もし、物資を送ろうかなと考えている方がいらしたら、

まずは、送りたい場所へ連絡をし、

何が必要であるか確認して下さい。


もらう方も送るほうも使って欲しいと思うので。


あと、ボランティアについて、


まず、災害ボランティアに行きたいと思う人がいるのであれば、


「あまり意気込んで行かない事」


コレ、大切。

元気な事は大切ですが、震災で大きな心の傷を負っている方が

いらっしゃるのです。

なので、一呼吸おいて避難所に行くようにしてください。


あとは、


「被災者さんだけではなく一緒に行くスタッフとのコミュニケーションが大切」


ボランティアに参加するのは一人かもしれませんが、

基本的にボランティアのグループで避難所に入ることが多いので、

一緒に入るボラのスタッフと、どのようなお手伝いを行っていけば良いのか、

相談をすることはとても大切です。


それぞれ色々な職場から来られると思います。

自分の出来る事を生かしていく。


コレも大切。


他の人のやっていることを無理してまねをするなら、

自分が出来る最大限を一生懸命にやった方がいい。


私は介護からきているので、

トイレ掃除をやる。

訪問介護で教えてもらった掃除方法を最大限生かせたと思っています。


最後の挨拶をさせて頂いた時、

お話をした方、ほぼ全員の方に


「いつもトイレや体育館をキレイに掃除してくださってありがとうございます。

本当にいつもカンシャしてたのよ。とても過ごしやすい環境を作ってくださって

ありがとう」


と、お言葉を頂きました。


私は好きでやっていた事なのに、こうやって皆さんがおっしゃってくれて、

本当に嬉しかったです。

被災者さんたちとコミュニケーションをとる時間は他のスタッフより

かなり短かったのですが、皆さん


「そんな事はいいのよ。いつも掃除してくださっていたのを見ていて

本当にありがたいことだと思っていた」


と、お話いただき、やって来た事は間違えていなかったと

実感しました。


でも、コレで満足しちゃいけないんです。

これを私が帰った後も続けていかなければならない。

私が帰って避難所がしまるわけじゃありません。

なので、ちゃんとスタッフ同士で確認しあわなければなりません。


やはり、人間ですから色々と思いはあると思いますが、

同じ思いでココに来たわけなので、本当にスタッフとは

密にコミュニケーションを図るべきと思います。


その1でも言いましたが、

災害ボランティアは、今まで自分が培ってきた経験を

十二分に発揮出来る場所でもあると思います。


でも、全ては


「周りの協力あって出来るもの」


これは、心に入れておかなければなりません。


そして、


「被災者さんの気持ちを考えて動く」


自分がこうしたいと思っていても、

まだ時期尚早な事もあると思います。


ボランティアに対し、


「外から来た人に何が分かる」


と、思う被災者さんも実際いらっしゃいました。

悪いことじゃなく、当然のコトなんです。


この気持ちを受け入れて、

ゆっくりと受け入れていただく努力をしなければなりません。


とにかく、災害ボランティアは今までやってきた

ボランティア活動とは全然違うものではありましたが、

もっともっと色々な事を身につけ、

被災者さんが少しでも落ち着ける環境を生み出せるように、

東京から発信し続けたいと思っています。


本当に私たちを受け入れてくださった、

石巻のみなさんには本当にカンシャし、

また行かれればと思っています。