今日は、久しぶりの小児科話・・・。


子供の事故といえば、階段・玄関などからの転落、たばこ・薬品・洗剤などの異物誤飲。


今日は、その中からたばこの誤飲について。


いつものように午前の診療をして、お昼休みに入った直後、電話がなりました。


お子さんが、たばこを飲んでしまった!という電話でした。


院長の指示を聞き、お母さんに『すぐに医院に連れてくるように』言いました。


数分後・・・患者さん到着。お母さんが抱っこしてきました。後ろから、お父さんがタラタラと・・・パンチ!


急いで処置を。処置の間は、両親は待合室で待ってもらいます。子供のあの姿は直視できません。私が見ても可哀相で涙が出そうになります。


鼻から胃にチューブを入れ、シリンジ(注射器の針がない物)を付け、生理食塩水を入れては出して捨てて・・の繰り返し。胃の中を洗います。


押さえつけられ、鼻にチューブを入れられるんです。子供にとっては、かなりの苦痛でしょう・・。ずっと号泣です。


ようやく処置が終わり、院長からお母さんに説明と注意。て、いうか説教です。


命にかかわる事ですから。


まあ、無事に帰って行かれました。気をつけてくださいね!


ただ、一つ頭にきたことが。


処置の間、待合室でお母さんは、今にも泣き出しそうな(泣いていたかも)感じで待っていました。が、お父さんは、待合室に置いてあるマンガをずっと読んでいました


これには、職員全員呆れました。お父さん、自分は関係ないって顔していました。


しばらくの間、私の中で『あの子は、大丈夫かしら。』って気になっていました。