縫った通りの、キレイな形に仕上げるコツ「縫い代の始末」 | 布おもちゃ作家&保育士「ゆっこせんせい」の   『布育®のすすめ~ちゃんと遊べば ちゃんと育つ』

布おもちゃ作家&保育士「ゆっこせんせい」の   『布育®のすすめ~ちゃんと遊べば ちゃんと育つ』

素敵なおもちゃがあると、遊びが豊かになります。
たっぷり遊んだ子どもは、心も体もすくすく育っていきます。
温もりあふれる布おもちゃで心も体もすくすく育つ「布育®」が、広がりますように!


私は、手作り布おもちゃの講座を色々なところで行っています。

初めて参加される方の中には、

「手芸は苦手で・・・」
と、心配そうな方もいらっしゃいます。

こういった方々は、

「縫うのは苦手」
「まっすぐ縫えない」
「こんないキレイに縫えそうにない」

と、気にされることが多いようです。


でも、実際に縫ってみると、皆さん、そんなに悪くない。

子どもの頃、家庭科などで、苦い思いをされたのかもしれませんが、
大人になってから、もう一度チャレンジしてみると、
それなりに、きちんと縫えている方がほとんどです。


皆さん、大きく外れることなく、線の上をちゃんと縫っているし、

縫い目の大きさも、

「これくらいの幅で・・・・」と、初めに、目安を示したり、
「綿が出てしまうと困るので、できるだけ、細かめに・・・」とお話すると、
とても、丁寧に縫うことができます。


それなのに、
「でも、何だか、見本のように、ちゃんとした形にならないんです・・・」
と、自信無さそうに、おっしゃる方もいます。


実は、作品の仕上がり具合を左右するのは、「縫い方」だけではないのです。

そこで、今日は、もう一つのコツをご紹介します。

それが、「縫い代の始末」です。


例えば、こちらの「こぶたのパペット(指人形)」

ぶたうさぎパペット

2枚重ねた布を、ぶたの形に縫って、裏返すだけの簡単な作りです。

でも、縫った後、そのまま裏返してしまうと、腕や耳の部分が引きつれたようになってしまいます。

そこで、裏返す前に、ちょっと一手間、「縫い代の始末」をしてみます。

縫い代切り込みの入れ方

まず、縫い線が「角」になっている部分に、切り込みを入れます。
上の図で言うと、「赤い線」の部分です。
これは、絶対!!

それから、「カーブ」になっている部分にも、切り込みを入れます。
上の図で言うと、「青い線」の部分です。

いずれも、縫った糸を切ってしまわないように、要注意!

また、縫い代の幅全体を、狭くなるように、切り落とすのも効果的です。

ピンセットや目打ちを使って、隅々まで、しっかりと裏返すと、縫った線がキレイに表現できるはず。


作品の出来を左右するのは、「縫い方」だけじゃないんです。
他にも、綿の詰め方とか、表情の付け方とか、いろいろあります。

「縫うの下手だから・・・」なんて、諦めないでくださいね。


こちらのブログの【手芸のコツ】カテゴリーでは、こんな、ちょっとしたコツをご紹介していきたいと思います。

<布おもちゃ&手作りキットのお店【ゆっこ・とい】>では、
「縫うのは苦手」
「家庭科以来、針なんか持ったことない」
という方でも、簡単に作れる手作りキットを、いろいろご用意しています。

まずは、「難易度・初級」のこのマークのついたおもちゃから、チャレンジしてみませんか?

レベル1マーク


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