両国の江戸ねこ茶屋に行ってきました。 | あにまるとーくをしよう

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動物ブログです。
今までの動物に関する経験を忘備録として喋っています。時々、趣味の旅や物作りの話も載せています。

こんにちは。ゆっこです。

 

ちょっと冷える日が増えてきましたね。

 

さて、

今回のテーマは

『両国の江戸ねこ茶屋に行ってきました。』

です。


浮世絵×保護猫は、どんなところだったのか。

 

それでは、スタート。

 

***

 

「両国で、浮世絵と保護猫がコラボしているらしい。」

 

京都から友達が遊びに来るということで、江戸ねこ茶屋に行ってみようという話になりました。


それから当日。

スケジュールどおり、両国駅に着いたのでした。

 

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駅を降りて1分。

すぐのところの大きめのプレハブに会場がありました。

 

入り口の券売機でチケットを購入。

大人は60分で1500円でした。

 

入る前にスタッフから

「以前に猫カフェMOCHAには行っていないですか?」と聞かれました。


今年、立川の店舗で猫パルボウイルスが蔓延して猫が死亡した事件があったのを思い出しました。自分が猫を飼っていたら猫カフェには行かないほうがいいなと思いました。

 

そして諸々注意事項を聞き、

靴の裏と手指に消毒をして入りました。

 

中に入ると

いきなり猫が。


会場内には、浮世絵に登場する猫たちのパネルが設置されていました。

 


猫がいろいろな場所に。



なかなかたくさん。



 

浮世絵の絵は、歌川国芳などの浮世絵師が描いた擬人化した猫たち。

その絵にある建物が展示のモチーフになっていました。

 

左手の茶屋では、猫にあげるおやつや人用のお団子やドリンクも販売していました。

 


そのほかにも、お賽銭箱が設置してあったり、アーティストの絵馬の販売をしていました。また、来場者にも絵馬を販売していて、自分で書いて奉納できる仕組みなどがありました。

 

また、抱っこやフラッシュをしなければ、猫達を撮影したり、なでたりはOKでした。

平日ということもあってか、来場者のほとんどが女性でした。

みなさん「可愛いね~」と言いながらなでたり、眺めたり、写真を撮ったりしていました。



猫達の様子は、各自好きなところで寝たり、走り回ったり、他の猫に喧嘩をふっかけたりしながら過ごしていました。



壁の至るところに、バックグラウンドに逃げ込める穴が開いていて、そこに入っていく猫も何匹かいました。


また、保護猫についての説明もありました。



行ってみての感想は、

入る前は「浮世絵がメインで、猫は数頭だろう。」と思っていたので、実際15頭くらいいたのでびっくりしました。また、初めて猫カフェに入ったので雰囲気を知ることができてよかったです。


少し残念だったのは、浮世絵が世界観を出すためだけに使われていたことです。浮世絵の展示も楽しみにしていたので…。いくつかのパネルが猫に噛まれた跡があってなんとも言えない気持ちになりました。(専門家が監修に入っていたようですし、一応A4サイズの説明パネルはありましたが)

でもそれだったら美術館で見れば、という話ではありますが…

 

来ている人も本物の猫以外に興味がなさそうだったので、自分の心構えが違っていてギャップが生まれてしまったのだと思います。

「和の雰囲気が楽しめるフォトジェニックな猫カフェ」として見ればもう少し楽しめたのかもしれません。

 

他のサイトの感想を見て知ったのですが、

ここにいる保護猫達は、全頭に飼い主希望が来ているそうです。

会期が終わったら面談や審査を経て譲渡されるとのこと。

しっかり効果を出していて、こういうメディアミックスしたカフェの力はすごいですね。

 

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ここからは、江戸ねこ茶屋に行ったことをきっかけに、保護猫カフェについて考えたことを書いています。

文章だらけになりますので、読みたいなという方のみお進みください。

 

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最近はただの猫カフェだけではなく、保護猫の譲渡の場としてのカフェが増えているようです。

保健所やシェルター以外で猫に出会える場所ですが、都内にこういったカフェがたくさん出来て、実際都内で里親希望として飼う人はどのくらいいるのでしょうか。少し気になります。

 

また、保護猫カフェの目的は何なのだろうとも考えました。


こう書くと、「新しい飼い主への譲渡に決まっているだろう」という声が聞こえてくると思いますが、大元の「保護猫自体がいなくなるように活動する」というのも保護猫カフェの役割ではないでしょうか。


ただ現場の人は保護や譲渡、猫の世話や接客などで手一杯なことは理解に苦しくありません。

そこに更に、捨てられる猫を減らしていく活動を加えるというのは、相当の労力が必要になるだろうとは思います。しかしそこで、じゃあ出来ないと終わらせるということでいいのか、というのはまた違うとも思うのです。

 

今日もたくさんのペットショップでたくさんの仔猫が売られ、捨てられ、野良で繁殖し、処分されていると思うと、この生産システムは消費者の意識が変わらないとそのままなのだろうなぁと思います。

 

では君には何が出来るのか?外野がいろいろ言うのは楽だろう、保護されている猫を飼えないのだったら口を出すな、という声もまた聞こえてきそうです。

たしかに私は、これから猫を飼う予定はないし、現場の人でもありません。

 

しかし、できることはあるように思います。


・適切に保護をしている団体へ寄付する。

・動物愛護法の繁殖業者への規制強化を進めようと尽力している議員を支持する。

・詳しい人に話を聞いて理解し、そこから自分でよく考える。

など。

 

これらは小さなことですが、猫を飼っていない多くの人々も関心を持ち、一人ひとりが行動するようになったら、何か変わるのではと思います。

いつか、悲しい末路を迎えるペットがいなくなる日を願っています。

 

 

それでは、またの更新まで。