最近毎日のように大江戸線に乗ってる。ほんとに地下の地下を走る電車よね。電車

いつも思うけど日本って平地の面積が狭いから、縦の空間を無駄にしない使い方がすごいと思うよ。

上から下まで。


でもその分「見渡す」スケールが小さいなぁなんて思ったり。それは建物の中もそうだし外の景色に関してもそう。

ビルに縁取られた空とか、密度の高い部屋や家。ぎっしり隙間なく建てられたビル。夜の街

見てるものがちっちゃいと心もいつの間にかちっちゃくなっちゃうんじゃないか、心に余裕がなくなっちゃうんじゃ

って思ったりする。それは私が平地しかないオランダにずっといたからかもしれないけど。


詰め込めるところには詰め込めるだけ詰め込む。「ただっぴろい」空間って日本じゃ「無駄」扱いされちゃうけど

そういう一見無駄っぽいところって合理性だけを求めてなくしちゃいけないんじゃないかな。

ドラえもんでのび太たちが集合する空き地なんてもう東京じゃ滅多に見ないよね。しょぼん


時がたてば街は様変わりする。人も増える。

でもだからって変えなくていいもの、変えちゃいけないものもあるんじゃないかな。

パリもアムステルダムも、私が半生を過ごしてきたヨーロッパの街。そこには便利さだけを追求しない結果がある気がする。

ただっぴろい空間が、都会にちゃんとある。

誰だって突っ走るだけなんて生き方は出来ない。休憩所が必要なんだよ。


街には街の人の性格が反映される。

日本人は心にゆとりがないって言われるけど、だったら街から変えてみればいいと思った。

最近息がつまりそうになる瞬間があるのは、この町並みのせいなんかじゃないかと思った。

街の中のちょっとした緑、花。黄色い花でっかい空。星空

いつの間にかぜいたく品だね。