【妄想でタロット】シンデレラのタロット修行②〜運命の扉が開くまで〜 | ちょっと覚えて直感で楽しむタロット

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私の妄想から始まって、

普段とは違う角度からタロットのことを考えてみる時間となっております。

 

 

 

今回は、前回のつづきです。

 

お付き合いくださる方は、

このままお進みください。

 

 

 

 

前回はこちら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンデレラのタロット修行~運命の扉が開くまで~

 

 

 

シンデレラの毎日は相変わらずでした。

継母と義理の姉たちの命令に従って、

朝から晩まで働き続ける日々。

 

それでも、シンデレラには夜だけの小さな自由がありました。

 

みんなが眠ったあと、

そっとタロットカードを取り出し、

小さな灯りの下で1枚ずつ引く。

 

それが、彼女にとって心を支える魔法の時間だったのです。

 

 

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ある夜、シンデレラが引いたのは、

「2 女教皇」のカードでした。

 

水色のローブをまとい、静かに座る女性。

彼女の手には、知識を秘めた書物がありました。

 

 

 

 

 

知ること、そして直感を信じること、

それがあなたの力になるわ。

あなたにとって本当に大切なもの、について考える時間でもあるの」

 

ふと、そんな声が聞こえた気がしました。

 

 

 

「私にできることは、ただ待つことしかないのかしら?」

 

シンデレラは、カードをじっと見つめます。

 

 

 

 

 

 

いいえ、私は知ったわ。

運命は待つだけでは変わらないことを。

 

タロットを学び始めてから、

シンデレラの心には少しずつ変化が生まれていました。

 

 

以前の彼女なら、舞踏会の噂を聞いても

「私には関係のないこと」

と思ったでしょう。

でも今は違います。

 

 

 

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ある夜、引いたカードは「10 運命の輪」でした。

 

 

 

 

運命の輪が回り始めたなら、

その流れに乗ることが大切

 

もしも舞踏会への道が開かれたなら。

それは運命のチャンスなのかもしれない。

 

そんな思いが、シンデレラの胸の奥で少しずつ大きくなっていきました。

 

 

 

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そして、ある日。

 

王宮からの知らせが届きました。

 

「王子様が花嫁を探すため、すべての娘たちを舞踏会に招待する」

 

 

 

義理の姉たちは大喜びし、継母も熱心に準備を始めました。

けれど、シンデレラは冷たくこう告げられます。

 

「あなたは行けないわよ」

 

 

それでも、シンデレラは絶望しませんでした。

 

 

 

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その夜、タロットを引くと、

現れたのは「0 愚者」のカードでした。

 

 

崖の先端、ギリギリに立つ青年。

手にしているのは、

長い棒の先の小さな荷物と、白い花。

 

顔を上げて、前を見据え、一歩を踏み出すかのようです。

 

 

未知の世界へ飛び込んでみなさい。

運命はそこから始まるのだから。

自由にはばたいて。

あなたには無限の可能性がある」

 

 

 

 

カードがそう伝えているように思いました。

 

 

「私も、踏み出してみようかしら。

でも、どうやって?」

 

 

答えはわかりませんでした。

 

けれども、

 

「私には、タロットが教えてくれたことがある。

チャンスはきっと訪れる。

大切なのは、その時に勇気をもつこと

 

その瞬間、シンデレラの中で、

何かがはっきりと変わりました。

 

 

 

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翌日、シンデレラは朝早くに目を覚まし、

いつもよりも丁寧に掃除をしました。

床を磨き、窓を拭き、庭の草花にそっと触れました。

 

 

「私はこの世界に閉じ込められているわけではない。

ここから抜け出す方法は、きっとあるはず」

 

 

 

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その夜、シンデレラの前に、運命を変える存在が現れるのです。

 

そう、魔法使いが、彼女の勇気にこたえるために。

 

 

 

そして、運命の舞踏会へと続く物語が動き出すのでした。

 

 

 

 

 

 

 

~つづく~