XII THE HANGED MAN

吊るされ人です。
男性が吊るされています。
吊るされているのにも関わらず、顔を穏やかで後光キラキラまで射しちゃってますね。
身動きは取れない状態だけど、左の足だけは縛られていません。
右足は縛られ吊るされ、何かを悟ったような顔をしているけど、左足をグイッと曲げることにより攻撃性のエネルギーがまだそこにあることを示しています。
縦のエネルギーに対して、横のエネルギーがありますね。
占星術で言うと、スクエアのエネルギーと言ったところでしょうか。。。

心の内面の葛藤を表しているようです。
服従しているけど、完全には服従していないのかもしれません。
穏やかな顔は、吊るされて身動きが取れないけど、心は自由であることがわかっている穏やかさなのかもしれません。

後光が射しているのは、霊的な成長を遂げていることを表しています。

また、背景にある緑に目を向けてみると、左の植物は枯れていて、右の植物は青々としています。
枯れた植物は過去の終わったこと、青々とした植物はこれから希望が芽吹いていくことを意味しているようです。

このカードが出ると、犠牲的精神あるいは奉仕の精神が表れているといったところでしょうか。
本人は犠牲とは思っていないかもしれません。

リバースについては、これまで書いてこなかったのですが、このカードでリバースだと「苦しい」と言う感じが出てきます。
いつまで経っても終わらないと感じる苦しさ。
犠牲から抜けづらい感じですね。
どうしようもなく苦しくて力が出ない、と言ったこともありえます。
そういう場合、早く解放される具体的な対策のカードを取った方がいいでしょう。

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