今日メンバー発表

ザック日本、Ｊと共闘！選手データを所属クラブと共有(06:01)

　日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督（５８）が、９月２日の北朝鮮戦（埼玉）から始まるブラジルＷ杯アジア３次予選に向け、Ｊリーグ各クラブとの連携強化に乗り出した。代表候補合宿最終日が３日、札幌市内で行われ、指揮官は合宿終了後、全選手に今合宿のメニューなどが記されたリポートを配布し、各クラブの強化担当者に手渡すよう指示した。この日は、札幌大と練習試合を行い３—０で勝利。４日には１０日の親善試合・韓国戦（札幌ド）のメンバーが発表される。

　日本代表が「ザック・リポート」で、Ｊクラブと共闘する。札幌合宿最終日、ザッケローニ監督が新たな試みに乗り出したことが判明。代表関係者によれば、指揮官は３日間の練習メニューや時間、選手にかかった負荷などを記したリポートを全選手に配布。所属クラブの強化担当者に渡すように、指示したという。

　ブラジルＷ杯アジア３次予選に向け、代表戦士のコンディション管理は重要な課題。東日本大震災の影響もあり、Ｊリーグは過密日程の真っただ中。７月はリーグ、ナビスコ杯で７試合（Ｃ大阪と名古屋は６試合）をこなし、８月も１０日の日韓戦を合わせ、代表勢は６試合を戦う。司令塔のＭＦ遠藤（Ｇ大阪）が、体調不良を訴え、今合宿に不参加だったように、選手にかかる疲労は計り知れない。

　指揮官が今合宿について「タイトなリーグ戦のスケジュールの中で、代表チームの活動に理解をいただき、感謝したい」と話しているように、連戦を戦う上で、今後のクラブの協力は必要不可欠。これまでは、月１回程度、行われる強化担当者会議で合宿の資料は配られていたが、リアルタイムでのリポートはザック・ジャパンで初の試み。あるクラブの強化幹部は「リアルタイムに情報が入ってくるので、参考になる」と歓迎した。

　Ｗ杯予選に向け「大切なのは、試合のタイミングでいい選手がそろい、コンディションが整うこと」と話す指揮官。「ザック・リポート」が、その一翼を担うことになる。

大ちゃん、ダイゴ、誓志