http://www.bloomberg.com/news/2014-06-12/tire-raw-material-shortage-triggers-race-for-answer.html
以前ブログ記事↓の中で、
『妙とは蘇生の義『地に倒れて還つて地に従りて起つが如し』:シェール革命のインプリケーション再考察』
http://ameblo.jp/yukiyagi7/entry-11520729214.html
『元々、天然ガス由来(エタン)に比べて数倍製造コストがかかる石油由来(ナフサ)のエチレンを、わざわざ原料を輸入して作っていた所が、円安の悪影響も大きくなった上、エタンを大量に含むシェールガス生産の拡大で、アメリカで安価なエチレンが急拡大してしまった、
2017年頃にはアメリカで新規のエタンクラッカーが稼動し始めるという事で、さらに日本の輸出先である中国へアメリカのエチレン誘導品が一気に流入すると壊滅的になる可能性がありますね。
一方でエタンベースのエチレン生産が増加すると、相対的に世界のナフサ分解量が減り、ブタジエンなどのナフサ連産品が減少し、特に自動車用タイヤ需要の増加でブタジエン不足が懸念される中では、ブタジエンの代替製造技術開発で先行している日本企業に優位性があるとも言われます。』
と書きました。具体的には,この辺を御参照↓
http://jp.mitsuichem.com/release/2010/2010_0301.htm
http://www.sankeibiz.jp/business/news/130325/bsc1303250731006-n3.html
しかし、添付記事の通り、Honeywellの製法導入がかなり進んでいるという実態で、結構厳しいのかも知れませんね。