殻無し卵 11月の料理連続講座にて | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

塚本有紀のおいしいもの大好き!

フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

11月の料理連続講座にて

今月も、ジャン・フランソワ・ピエージュのレシピから。

oeuf coque sans coque 殻付き半熟卵の殻無し

??な題名です。殻付きの半熟卵のことを、「ウッフ・ア・ラ・コックoeuf a la coque」と言うのですが、この殻無しsans coque版です。

 

つまり・・・バターで仮の殻を作り、

卵黄を入れて、バターの殻で包み、衣をつけて、


揚げます。 

恐る恐る挑戦してみました。まん丸の殻のどの部分が下になっても卵黄が下に来るのは、溶けたバターに卵黄が浮いた状態で存在していることを発見して、ほんとうにびっくり! すごいことを考えつかれたものです。

アメリケンヌソースで作ったリゾットを敷き、殻無し卵を乗せて。うまい具合に卵黄がどろんと半熟で流れ出てきました。上には富山のしろ海老を揚げてのせてみました。

 

なかなか神経を使ったのですが、食べてもおいしい工作という感じ! とても楽しい時間でした。

 

もう一つの前菜は

フォワ・グラのフラン、モリーユ茸のクーリ添え

一昨年の春、テリアン先生のお宅に寄せて頂いたときに、作ってくださった思い出の味です。どこまで再現できたか分かりませんが、懐かしさとともに!

 

続きはまた明日。