かぴかぴのグジェール | 塚本有紀のおいしいもの大好き!

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フランス料理とお菓子の教室を開いています。おいしいものにまつわる話し、教室での出来事など、たくさんお届けします。
 

エスパス・フランスでの忘年会をかねたパーティのために、グジェールを焼きました。
グジェールは、砂糖を入れないシュー生地にチーズを入れて絞って焼いたもの。本来的にはブルゴーニュ地方の酒蔵で聞き酒をするときに口直しに使うものです。レストランのアミューズによく登場します。
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他には鶏のバスク風とマロンのロールケーキを用意したので、グジェールはちょっとでいいかな・・・と通常のレシピの半量にして焼いてみました。牛乳50gです。
水分が飛ばないように注意はしたのですが、それでも出来た生地はかなりぼってり。かつてないレベルの重たさです。

大丈夫かな、と思いつつ、卵とパルメザンを混ぜ、絞って焼いて見たら、えらく小さいまま!
なるほどあまりに生地が重たいと、生地がオーヴンの中で伸びられず、十分に膨らむこともできないのです・・。従って空洞もあるのかないのかよく分からない状態に。

でも味は、伸びやかさがないものの、がりっとしてこれはこれでおいしいものです。スナックのような感じ。
「ちょっとヘンテコリンだけど」と言いつつ、持って行ってしまいました。

結論:あまりにも少ない量のシュー生地は危険! 
当たり前!