いろいろ
思い出します。



父の
笑った顔
怒った顔
声や
話し方
歩き方
けんかしたこと
叱られたこと、、、

たくさんあるけれど

だけど
それらのことよりも
思い出すことは

思い出したくない
闘病中のことばかり、、、

肺癌の画像や
抗がん剤のこと
医療麻薬のこと
せん妄に陥る父の姿
沢山の父の友人や兄弟が
訪ねて来て
泣いて抱き合っていた様子
終末期には
モルヒネも効かず
苦しくて痛くて痛くて、、、
ついに
ある日の付き添いのときに
父は私に
『もういい
楽になりたい』って、、、
夜明けと共に
母に電話をし
セデーションの意向を
主治医に告げることを決意し
私は一人で
主治医のもとへ行き
セデーションの意思を伝えに行き、、、

その時の
張り裂けそうな感情を
今でも忘れることができない

父の意識を落としてください
楽にしてあげてください

それしか言えなくて
でもそれを言うのも精一杯で
そんなことを話している自分が
信じられず
悲しみの感情が頂点に達してしまい
涙も出ず
力が抜けてくようで
病室の前の長椅子に座っては
しばらく立ち上がれなかった、、、



あまりにも綺麗だった
父の死に顔も
棺の中の父に持たせてあげた
父の好きなものや
花や写真や
姪が
じじが
お腹すかなかいようにって
お饅頭を
頭陀袋ぱんぱんに入れて、、、
こうして自宅で家族全員で納棺でき
火葬もしっかり見届けたこと、、、

とにかく
思い出すことが
辛いシーンばかり


月日の経過とともに
気持ちを整理しても
喪失感や空虚感からか
涙が止まらなくなることが
時折あったり、、、

もっと
あれもこれも
してあげれば良かった

そんなことも
考えたりしては
自分を責めてしまったり、、、




でもね、、、

辛気くさいのが嫌いな父だったから
明るい気持ちで
そして
また会えると強く信じて
明るい気持ちで
今日と言う日を
過ごしたいと思う。





































Android携帯からの投稿