劇団キンダースペースワークユニット2023
中間公演が終演致しました。
竹内銃一郎さん作「眠レ、巴里」
瀬田ひろ美 演出
私の姉は私を「自分が育てている」というスタンスでした。それが私は嫌で嫌で。
おねぇちゃんは、ねぇちゃんで、お母さんじゃない。私は私で生きてる!
「眠レ、巴里」を見ていて、あの頃がフラッシュバックしました。ー父は仕事で家にいなくて、いつも姉と2人。姉はどれほど心細かっただろう...幼い姉は、幼い私を必死で守ってくれてたんだと“今”わかりました。
それはこの作品が意図してる事とは、また別の私の物語。役者のお2人がそこに生きてる事で、私は私の人生を生きる時間になりました。
演劇だから出来る事。演劇の可能性を思い、幸せいっぱいになりました。あんなに悲しい物語です。物語の苦しさと私の幸せとが同時に押し寄せて来て、感じた事のない所に連れて行かれる。
ー演劇は観客のものって、こういう事かもしれない。
ユニットのお2人と、この作品を作り上げた演出の瀬田さんはじめ劇団の先輩達、そしてこの戯曲に感謝を込めて🧡

