花嫁の皆さま、花嫁のママさまへ
長くブライダル業界にて、ウェディングドレスを作っている私から、未来の花嫁さまへ
向けて思うこと。
ウェディングドレスは、幸せの象徴とシンボル。
自分に一番人生で幸せで美しい日のために、お召しになるドレスなのでご自分だけのドレスをご用意したほうがいいと思うのです。
予測できること、今度のブライダル市場について
すでに決まっていて進めているプロジェクトからみてみると・・・
今、主流のハウスウェディングは流行らなくなるのは間違いないのですが次にくるブームを摸索しているのがブライダル業界。20年続いているので飽きられているのです。
・ハウスウェディングの衰退。老朽化 リフォームをする費用がかかりすぎます。
採算の取れない会場はやめていきます。
・ひとり当たりの単価をアップさせるために、自社で内製化を強化をします。
ウェディングドレス、お花、司会者、カメラマン、引き出物等の持ち込みはできなくなります。
・ブラダル業界がホテル業界に参入します。只今ホテル建設中。
建設費用等がかかるので、ゲストウェディングの売上げアップに奔走中。
・ブライダル業界の社長は、会社をファンドへ売却をはじめています。
少子化の斜陽産業なので、早く売り逃げしたいのだと思います。
私は、最近の女の子たちは賢くなっているので心配をしていないのです。
スタイルもよくお顔もかわいいし、パリジェンヌよりおしゃれで負けていません。
ちゃんとご自分の意志を持っていらっしゃるので、大丈夫!
留学したり、海外旅行に行ったり、情報をキャッチするのもお上手。
すこし、アドバイスをすると自分でなんでもできちゃいますし、クリエイティブなのです。
70年代、80年代にプロニプシアのドレスを原宿で購入してくれた花嫁さんのママは、
ドレスを精神財として残しておいてくださったおかげ。
ママのドレスを見たお嬢様は、ご自分のドレスがほしくなる連鎖があるようなのです。
両親が幸せな結婚をしたときにお召しになったドレスは、証拠そのものですから。
70年代の古いパンプレット
花嫁さまと毎年交換している年賀状をみると、お嬢様たちがどんどん大きくなって、かわいくなっています。
もうちょっと頑張れば、ママが作ったドレス屋のばあやのところにも訪ねてくれると思うのです。
ママのドレスを作ったときの資料は思い出といっしょに残してあるので、どこの教会で、どこで披露宴をしたか、お写真もお手紙もとってあるので、ご説明を差し上げられます。
ドレスはママのがサイズがあわなかったり好みではなくても、ヴェールや小物は使えるはず。
フランスのソルティス社のヴェール
今の技術でも越えられない伝統 200年前からの技術です。
和装とレンタルドレスしかなかった時代に、ドレスをお買い求めてくださったおしゃれママとお嬢様にお目にかかるのは楽しみ!
ほかのお店では、ありえない素敵な出来事なのです。
プロニプシアのプレンチマリエは、近藤ご夫妻からのレガシーを受け継いたおかげで、花嫁さんのママからのご紹介があります。
プロニプシアのコンセプトを考えた創業者のアンリ・ミクマシェールは未来の花嫁さんのことを予測していたのかもしれません。
アンリ・ミクマシェール本。地球儀を囲んでいろんな国の花嫁さん。
日本の花嫁さんもいます。
レイモンペイネのオリジナルロゴ&恋人たち 幸せの鳩 かわいい販促グッズ。
・アムール 愛
・女の子がお給料の1ヶ月分で買えるウェディングドレス
・Le plus beau jour de la vie
「人生で一番美しい日」
“Blanche = 白”は幸せの象徴
「白は私たちの心に大きな沈黙として、働きかける。この沈黙は、無限のすべての可能性をもっている。」
W.カンディンスキー(画家)
こちらは、プロニプシアのマッセ社長の社長室に社長ファミリーのレガシー
このドームは、結婚式の思い出のアイテム。
親子2代、ドレス屋さんファミリー
近藤夫妻の眠るお墓 お墓といってはダメなんだそうです。
ずっと仲良しだったお二人。
AMOUREUX ETERNELS フランス語で永遠の恋人たちと墓碑に書いてあります。
マリーゴールド 聖母のマリアの黄金の花
花言葉は、変わらぬ愛
4回に渡って書いたブログ。
いろんなことがあった平成元年~31年。
過去の自分へのオマージュとこれから未来へつなげてくれるレガシー。
ウェディングドレスデザイナーの道のり①リセンヌに憧れる編
https://ameblo.jp/yukirin1967/entry-12439687849.html
ウェディングドレスデザイナーの道のり②わたしのお店編
https://ameblo.jp/yukirin1967/entry-12439725571.html
ウェディングドレスデザイナーの道のり③混沌(カオス)なブライダル業界編
https://ameblo.jp/yukirin1967/entry-12440390189.html
ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ