物語を越えて

テーマ:
もういやだ たすけて だれか いやだよ やだよ なんで こわい たすけて いやだ なんで もうやだよ いやだ いやだよ やだよ こわい たすけて いやだ こわい たすけて こわい いやだ いやだ たすけて こわい こわい なんで たすけて いやだ やだよ だれか なんで いやだ こわい たすけて いやだ いやだ いやだよ こわい たすけて いやだよ なんで どうして たすけて なんで でも いやだよ こわいよ たすけてよ こわいよ いやだよ やだよ あああ
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物語の6

テーマ:

僕は君の幸せを願っているのに、君が幸せになると僕は不幸になるのです。


でも、君が不幸になると、僕はもっと不幸になるのです。

そう思い込んで、今日もお粥をすすります。

ああ、病院食。


窓から見えるあの木。木の葉はとっくに全部無くなってしまいましたね。

木の葉がなくなっても木は生き続けます。

それは木の葉に命を託した人間にとっては、とても辛いことなのです。

そんな事を考えながら、今日もお粥をすすります。

ああ、病院食。

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物語の5

テーマ:
いや僕は別にもういいよ…。そう呟いて手放した宝物は、かえって心を明るく照らす。

それは良くないな、と、僕は思う。
暗くあれ、暗くあれ!明るい所は憎らしい!傷口を晒しながら生きる事。それに耐えるのもまた一つの物語。

僕には何も無いだって?…それは喪失感すら得られなかった奴が人生嫌で吐き捨てる台詞だよ!

物語その4

テーマ:
嫉妬と後悔の積み木遊び。
僕はいつかこの積み木でできたでっかいお城で暮らすんだ!
夢に見ていた青写真。白亜の城は幻想か。今や心の積み木は鋭角に尖るいびつな嫉妬と後悔と恨みと悲しみの積み木。
なあに!これくらいいびつな方がかえってやる気も出て来るさ、と。

さよなら、やっぱり嫌になった。ガラガラと崩れる赤紫の積み木はやっぱり積み木のままだった。
一人ぼっちの部屋に散らばる、汚れた維持と、ひねた自尊心のカケラ。

物語の3

テーマ:
二束三文物語。

早起きは花束二つぶんの得になるという。
ある朝、目が覚めた少年は散歩に出かけた。花畑で散々はしゃいだ少年は、花を愛する近所の気の狂った老婆に刺されて死んでしまった。

可哀相な彼には花束が手向けられた。


もう一つの花束は君のために。君は誰に花束を手向ける?

物語の2

テーマ:
花畑を踏みにじった。靴の底を鮮やかに彩る草花の汁とその色。赤、白、黄、緑、紫、紅、ピンク。
死ね!死ね!死ね!と吠えながら僕は花畑を散らす。
僕のスニーカーの裏は、彩られた花の汁で元の白さも無い。渇いた泥は落ちるだろう。でもこの色は落ちるかなあ。
甘美で快楽で密教で神罰。

だから、もう花束なんて信じない。

物語の1

テーマ:
カラスが笑うのは何故なのでしょうか。人は理由を知らないと納得しない上に、理由があればなんでも受け入れてしまうものです。今から僕が壁に語る物語は、泣いたカラスが笑うような話、理由を求めると彼方へ置いていかれるような物語。理由の無い疾走。疾病の無い理想。

求めれば求める程遠くなるのは恋ですか?ならばつまり人間は、因果関係への恋なのかも知れません。

因果の果実は実らない。枯木に咲くは何の花?
花は愛でると消えますが。踏んで愛でたい花畑。