現在、新型コロナに罹患して大変な状況にある方、近親や知人を喪い失意の中にある方、生活の先行きが見えなくなり不安な状況に置かれている方に対し、心よりのお見舞いを申し上げます。
また、最前線で懸命な治療にあたる医療従事者の方々、ライフラインを支えてくださる方々に対し、心から感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
自分は在宅勤務を約1カ月。子供たちは春休みから2カ月近く自宅学習。一方、妻は食事介助の仕事で、日増しに業務負担が高まっている状況。
この非日常の中で、心の平衡を保ち、穏やかに生活を続けるのは大変だ。幸いなことに我が家では、それぞれ適度な距離感で思いやりを持って向き合えているのではないかと感じる。
異常な状況下だが、子供たちの成長は眩しく、妻のサポートも頼もしく、何も出来ないダメ亭主としては、しみじみ感謝している。
おお、家族みんなを癒してくれる愛犬の働きも忘れちゃいけないね!
以上、何とか無事に過ごしているとは言え、一日も早くコロナ禍が収束することを心の底から願っている。
しかし、在宅がこれだけ続いても、会社存続に現状大きな影響がないことからして、多くの識者の指摘どおり、今後コロナ禍が収束しても、元のような勤務スタイルには戻らないだろう。
未曾有の危機を契機として、新たな産業や社会の枠組みが生まれる一方、従来は当然の存在と考えていた、通勤や出張時に利用する交通機関や宿泊施設、会社近くの飲食店などは、コロナ後も生き残りをかけた苦闘が続くのではないか。
先日読み始めたイスラエルの歴史学者ユヴァル・ノア・ハラリ氏の「21 LESSONS」。AIとバイオテクノロジーの融合により、現在の就業者の中から、今後数億人の「無用者」が生まれると予測している。
コロナ後の世界においても、規模は違えど同じようなことが起こる可能性は高い。
現在、生産性のない在宅勤務を継続する50歳の我が身としては、非常に懸念している。ローンもたんまり残ってるし…。
平行して読み進めている小熊英二氏の「日本社会のしくみ」。日本の労働者の形態には、大きく分けて、大企業型、地元型、それと前2者に属さない「残余型」の3形態あるという。大企業や地元に縁をもたない派遣社員・パートなどの方々は、労組や政治からなかなか注目を得難く、社会的にも厳しい環境に追いやられがちだ。
小さな政府を標榜する新自由主義。
現政権もこの立場にあり、弱者に非常に厳しい訳だが、今回のコロナ対応のスピード感の欠如は目を覆うばかりだ。ようやく特定給付金の支給が開始されたが、ネットカフェで生活されていた方々などには、まさに生死を分ける資金となる。一刻も早く安心させて欲しい。
これ以外の政策についても、野党に指摘されてから、ようやく重い腰をあげて、与党案をわざわざ作成するなど、時間の浪費が目立つ。
自分達のやりたいことは、強行採決も辞さずにドンドン進めていく。縁故の組織や団体にも、惜しみ無く勝手に税金をばら撒く。国民が全く知らないうちに、外遊先に目を剥くような大金を注ぎ込む。そのくせ、多くの国民が苦しむ今回のような国難に対しては、正気かと訝る程に、出し渋るんだよねぇ。
国民あってこその国家なのに、下々の者は配ってやったカビの生えたマスクでもしてろって感じ。医療従事者には必要な防護服もN95マスクも行き渡らず、ゴミ袋と使い回しのマスクで医療にあたらせる。沸き上がる政府批判のツイート等には、巨額費用を投じてのインターネット対策を抜かりなく。そして、国民に外出自粛を求めている最中、一部自民党議員によるコロナ収束祈願の靖国参拝。
もはや常軌を逸している。
医療従事者は特攻隊じゃないし、我々国民も欲しがりません勝つまではじゃない。
コロナで亡くなった方々が、靖国で会おうって、言うとでも思っているのだろうか?
特定の界隈向けのアピールとしても、筋が悪すぎる。滅茶苦茶アタマに来るんだよね。
あー、ストレス溜まってるのかな…。
ちょっと言い過ぎたかな? いやいや、そうでもないぞ。コロナに限らずもっともっと言いたいことはあるけど、今日はこのぐらいで。
とにかく生活に困っている方々に、一刻も早い支援をお願い致しますm(_ _)m
あとPCR検査の拡充を是非とも!!