さよならだけが人生さ | What a wonderful world

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会うは別れの始めとか、さよならだけが人生さ。母校でよく歌われた人生劇場の台詞の一節だ。

今朝、妻の実家でサンデーモーニングを視聴。番組後半で、今年お亡くなりになった著名人の方々を、短い映像と共に紹介するコーナーがあった。

自分も今年50歳となったが、紹介されていた方々は、正に自分が青春時代に影響を受けた方や、素晴らしいお仕事振りに尊敬の念を抱いていた方も多く、人生の道標をひとつひとつ失って行くような感情が押し寄せた。

兼高かおるさん。梅原猛さん。市原悦子さん。ドナルド・キーンさん。モンキー・パンチさん。竹村健一さん。八千草薫さん。京マチ子さん。萩原健一さん。天野之弥さん。緒方貞子さん。凶弾に斃れた中村哲さん…。皆さん気骨溢れる方々だった。

政治が極端に劣化した今の時代。これだけ無法な政権に7年間も好き勝手されて、まだ国家としての体裁を保っていられるのは、戦後70年間、先人達が必死に努力して、強固な国を創り上げたからに他ならない。

先にお名前を挙げた方々には、こんな時代にこそご活躍頂きたかったが、いつまでも甘えてばかりではいられない。

中村哲さんはアフガニスタンの砂漠に用水路を造り、命に必要な水を多くの人々に届けた。やがて砂漠に緑が生い茂り、農作物が育つようになった。諦めない、地道な努力の大切さを教えてくれた。

子どもたちのため、未来のため、今こそ間違っていることには声を挙げ、心ある人々の力を結集し、壊されたものをひとつひとつ根気強く再構築していくしかないのではないか。微力ではあるが、自分も立ち上がらないといけないな。

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やると思えばどこまでやるさ
人生劇場  いざ序幕