Twitter | What a wonderful world

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災害時におけるTwitterの有用性が喧伝され、数年前から使い始めるようになったのだが、災害以外でも、その速報性には目を見張るものがある。

スマホアプリなどでニュース速報が打たれた場合、Twitterでワード検索すれば、他人よりも早く多くの情報を得ることが可能だ。但し虚実入り交じってはいるが。

一方、有料媒体の新聞には、当然それよりも深掘りの視点や、ストレートニュースと異なる新聞社のスタンスなど、旗幟鮮明にして欲しいところなのだが、何に遠慮しているのか、腰が引けたような論調で残念な気持ちになったりする。特に顕著なのが政治の話題だ。

Twitter上では、政治的なスタンスは、概ね二分されており、盲目的に政権を賛美するネトウヨ的方々と、出鱈目な政権運営を論理的に批難するも前者に比べて勢いに欠ける方々(自分も含む)の対立構造がある。

最近室井佑月さんと松尾貴史さんの対談記事を読んだ。お二人とも後者の立ち位置だが、思わずそうそうと頷いてしまう所があった。

曰く、Twitterでは絡みたくない人のツイートはブロックし、フォローしたい人の情報ばかりがタイムラインに流れて来るので、その人にとっての快楽情報だけになってしまうこと。出鱈目な政権運営に対する批判的姿勢が、使命感も相俟って、いつしかライフワークとなってしまい、総理が辞めたら張り合いを無くして寝込んでしまうのではないかということ。

いやはや。自分、どっちも当て嵌まりますな。
暇さえあればTwitter確認して、次は官邸がどんな酷いことをしているかな、とか確認してしまうし。ある意味麻薬ですね。

おそらく前者の立場の方々も同じようなことをしているのだろう。これでは溝なんか埋まる筈がない。同じ国に住んでいるのに、主義主張の違いで、双方のいがみ合いや分断を助長させかねない。

便利だが使い手のモラルが問われる取り扱い注意のツール、それがTwitterだと思う。