映画"砂の器"の主人公の台詞である。
先日、中居君のTBSドラマ版を観て、しばらく涙が止まらなかったのだが、今度は野村芳太郎監督の映画を観た。
主人公の若き天才作曲家和賀英良が、劇中で作曲するテーマが全編に流れる。
逃れられない過去、父子の絆…、追い詰められた主人公の激しい心の動揺。
映画は芥川也寸志さん、ドラマは千住明さんが作曲。双子のような旋律を持つこの曲達は、どちらも一度聴いたら容易に忘れることができない。
謂れのない差別がもたらす不幸、生きている意味、親子の絶ちがたい絆。
あらためて思い知らされ、打ちのめされた。
また、涙が止まらない

前回ドラマを観た翌日、部下から目をどうかしたのか訝しがられたが、明日も避けられそうにない。